週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

病弱児等の生理・病理・心理2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション 病弱の概要(1)(10/4) 最初~病弱とは:合理的配慮 第2回 病弱の概要(2)(10/11) 病弱に関連した解剖と生理~病弱と教育:病弱教育の目的 第3回 病弱の概要(3)(10/18) 病弱と教育:自立活動~ラスト 身体…

病弱児等の教育課程と指導法2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(10/4) 病弱の概要(1) 最初~病弱に関連した解剖と生理 第2回 病弱の概要(2)(10/11) 病弱と疾患:最初~ラスト 第3回 病弱教育の歴史と現状(1)(10/18) 最初~戦前の歴史全部 第4回 病弱教育の歴史と現…

運転免許を更新するとかしないとか

前回の運転免許更新から5年がたった。 誕生日がそろそろなので、お前も更新せい、という通知が来た。 それが1ヶ月前の話。 平日仕事を休んで行こうにも、その時間はない。 我々、この時期はとても忙しいもので。 幸いにして、通知によると免許センターは平日…

教員免許状の裏技的な取り方

前々から書こうと思っていた、このネタ。 教員免許状には興味があるものの、忙しくて単位を揃えるだけの余裕がない。 主免許に加えて、校種の違う別の免許が欲しいが、その余裕がないのであきらめてしまう。 うちだと、小学校の免許に中高や特支を加えたいの…

楽しい楽しい夏季休暇日記

夏休みも4日目に突入した。 11日の山の日を皮切りに、16日まで休暇。 6日間の休暇で、かつ、〆切仕事がみんな片付いている。 こんなことは、まあ、めずらしい。 そこで、数週間前よりこの夏季休暇をどうするか、頭を使い続けていた。 おそらく、ここ数か月で…

核は抑止力になるのか

核抑止力、という言葉をよく聞く。 核戦力を持っていると、相手から攻撃されない。 特に、核による攻撃。 まあそんな意味らしい。 核で攻撃すれば、こちらも核で攻撃する。 やれるもんならやってみろ。 そうやって力で牽制し合う。 お互いが大ダメージになる…

ラジオが好き

ラジオはよい。 とても、よい。 小さな頃は周りにラジオ好きが多かったが、僕はその頃からの古参組ではない。 車を運転するようになってからなので、参入はわりと遅い。 スマホ・インターネット経由で電波を気にせず聴けるようになってからは、もうかなり聴…

どうせ評価指標は変わるんだよ

僕は評価というものに対して結構懐疑的。 GPA、TOEIC、業績評価、などなど、世の中評価があふれているわけだが、それを追い求めることに対して否定的な態度を取ることが多い。 他人に評価されたい。 会社や業界などで評価されたい。 潜在的なのか意識的なの…

本の紹介,「わが指のオーケストラ(山本おさむ,秋田書店)」

わが指のオーケストラ 山本おさむ(著) 難易度:☆ 我が国の近代的な学校制度が始まったのは明治の初め。 わりと早い段階で各地に小学校が開設された。 しかし、障害児教育が義務化された(障害の程度によらず義務教育を受けられるようになった)のはかなり遅…

特別支援教育を学ぶための本

僕は幼少中高の先生向けに「特別支援教育」という免許必修科目を担当している。 今回はこの科目向けに教科書調査した中から、良さそうな本を紹介する。 授業だけではよくわからんという人や、もっと知識を深めたい人はぜひ読んでいただいて。 もちろん、この…

AIと大学教育 その3 AI時代の大学教育

今回は大学教育について。 想定読者は主に同業者。 ChatGPTを含めたAIがどんなものかは前回までに書いた。 今回はそれを踏まえて、これから大学教育でどう対処していくかについて考えていく。 レポートによる成績評価 この問題。 大学教員の間ではホットな話…

AIと大学教育 その2 大学生のAIとの付き合い方

前回はChatGPTを使ってみた雑感について書いた。 今回は本題。 AIと大学生はAIとどう付き合うべきかについて考えてみたいと思う。 想定読者は、大学生、大学教職員および関係者。 ただ、今回はメインのメッセージは大学生に向けている。 あくまで素人が使っ…

AIと大学教育 その1 ChatGPTを使ってみた編

ChatGPTを使ってみた。 教育での利用とそれを前提として何をやるべきか考えるため。 ChatGPTってなあに?というところからスタートだったため、以下に調べてわかったこと簡単に書いておく。 Open AIという非営利系の組織が作るAIについてそれを利用する一形…

独学で心理学を学びたい人のためのガイド〜初級編

心理学を勉強したいのですが、どうやったらいいですか。 これはわりと受ける質問。 せっかくなので、記事としてまとめておこうと思う。 心理学を学びたい、にはさまざまなレベルがある。 教養レベルの知識が欲しい、学部で心理学を専攻するのに準じた知識技…

質問力を鍛える〜授業編(大学生のための学び方入門16)

質問をせい、というのは授業でも、研究でも僕がよくいうこと。 質問に関する記事もいくつか書いている。 質問をしよう(大学生のための学び方入門4) 質問力(なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 9 ) 発表時の質問について(研究をしよう 18) 今回はその実践編。 …

鳥取を歩き回った休日日記

本日は久々に鳥取de休暇。 天気もよかったので、市内散策に出た。 趣味、散策と言っていいくらい、歩き回るのが好き。 車や自転車のスピードでは見つからない様々なものが見つかるのがよいのだ。 と、いうわけで。 とにかく歩いた。 自宅から駅方向へ向かい…

それって仕事なの??〜兼業編(大学教員・研究者という生き物 11)

謎に満ちたこの業界のことを書いていくシリーズ。 今回は本人たちもよくわかってない、それって仕事なの??的なお仕事を紹介。 この業界に入っていくらか時間が経った。 が、説明するのが難しい、仕事なのか仕事じゃないのかよくわからない仕事、というのが…

教員の卒論へのスタンス(卒論指導教員(研究室)の選び方 No.5)

久々、このシリーズ。 前回記事で一応完結していたはずだったが、4年も経つと取りこぼしに気づく。 今回はその取りこぼしより、教員の卒論へのスタンス、について書いてみる。 大学教員の卒論へのスタンスは多種多様。 指導教員選びの視点として参考にしてい…

特別支援教育2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(4/13) 特別支援教育の概要(1) 最初~合理的配慮の要素 第2回 特別支援教育の概要(2)(4/20) 合理的配慮補足~制度と現状:特別支援教育の目的 第3回 特別支援教育の概要(3)(4/27) 制度と現状:自立活動…

障害児等神経生理学研究2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(4/11) 脳と神経の基礎(1) 最初~ニューロンの特性 第2回 脳と神経の基礎(2)(4/18) 神経細胞の情報処理:静止膜電位~神経間の情報伝達:主な受容体の種類 第3回 脳と神経の基礎(2)(4/25) 神経間の情報…

肢体不自由児等の教育課程と指導法2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(4/12) 肢体不自由の概要(1) 最初~病因・疾患を知る利点 第2回 肢体不自由の概要(2)(4/19) 肢体不自由の病理:一次障害~ラスト 肢体不自由教育の歴史(1) 最初~戦前の教育:柏学園 第3回 肢体不自由の概…

肢体不自由児等の生理・病理・心理2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(4/12) 肢体不自由の概要(1) 最初~肢体不自由の病理:疾患と解剖・生理 第2回 肢体不自由の概要(2)(4/19) 肢体不自由の病理:病因・疾患から症状を考える~肢体不自由の病理:全部 第3回 肢体不自由の概要(…

趣味的に一緒に研究したい人(緩募)

【緩募】心理学の実験研究を趣味的にやりたい人、とSNSで発信したところ、わりと食いつきがいい。 実際にコンタクトを取ってきた学生さんがいたりもする。 興味ある人、結構いるのかなーと思ったりしたので、今回はこれについて書いてみようと思う。 僕はも…

研究者の評価は難しい

今回は「大学教員の評価は難しい」の続き。 教員としての評価は確かに難しいが、研究者としての評価はできるのではないか。 研究論文の数を数えればいいだけだから。 研究業界では一般的に研究業績を使って研究者の評価は可能なものとして考えられている。 …

僕の研究変遷記〜学部編

先生の専門はなんですか? 時々聞かれて、わりと答えに困る質問。 今しか知らない人には一体なんの人なのか、よくわからないと思う。 授業は特別支援教育の制度の話から、ヒトの身体のことなどを担当しているし、研究は心理学とか脳科学とか言っている。 卒…

入学後からできる卒論対策

卒業研究、卒業論文。 大学生も下の学年だと、先輩からその大変さを聞いていることと思う。 どんなものかイメージできないくせに、大変だという話だけは聞く。 ちょっと不安だなぁ、と思っている人も多いのではないだろうか。 卒研・卒論とは何か。 所属組織…

学会へ行こう4〜学会の準備・フォロー(研究をしよう35)

学会へ行くことにした。 具体的に何をしたらいいのか。 今回はこんな人に読んでほしい記事。 学会に行く前にすること、行った後にしておいた方がいいことを書いていく。 これまでの関連記事はこちらで確認いただいて。 参加学会の検索と申し込み ここの読者…

学会へ行こう3〜学会の楽しみ方(研究をしよう34)

前回までに、学会の概要、発表の種類について書いた。 今回は、大学生(一般の人)の学会の楽しみ方について。 結構いろいろな楽しみ方がある。 卒論のネタを探す 大学生にまずおすすめなのがコレ。 ゼミなどで論文の探し方については学ぶ。 ただ、論文は読…

学会へ行こう2〜学会発表のスタイル(研究をしよう33)

前回は学会とはどのようなものなのか、その概要について書いた。 今回からは具体的に詳しく書いていく。 初回のテーマは発表スタイル。 学会発表というと、発表者がステージに立ち、たくさんの聴衆に向けて講演をする、そんなイメージをお持ちの方が多いと思…

年度末の大学教員は絶望的に忙しい(大学教員・研究者という生き物 10)

久々このシリーズ。 年度末、1月から3月。 この時期の大学教員は忙しい。 絶望的に忙しい。 いや、ほんと。 今回は、なんで?を書いてみる。 まず、卒論総仕上げの季節。 これは、最終学年になればわかるが、結構大変。 そして、この大変、は指導教員にも波…