週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

いい授業ってなんだろうか?

いい授業ってなんだろうか。 僕が大昔、教育実習先の先生に言われた言葉である。 僕はその当時、地方国立大の教育学部にいて、数学の教員免許を取ろうとしていた。 母校の高校がとても好きだったので、中学校に行くのが多数派の中無理を言って高校にて4週間…

大学教員ってどんな人?(大学教員・研究者という生き物3 )

どんな人が大学で教えていているか。 今回はそんな話を書いてみる。 高校までの教員はわりとわかりやすい。 大学で教えることの勉強を多少なりともして、免許を持った教えることのプロ。 じゃあ大学はというと、かなり違う。 そもそも免許なんてないし、アイ…

論文を読む〜方法編前編(研究をしよう 8)

論文の中にはその研究で使われた方法について、詳しく記述する欄がある。 今日はここの読み方について。 イントロに比べるとわかりやすい。 が、それなりの技能・知識が必要なので、ここを読みつつ、必要だと思う知識を別途勉強する、という作業も考えなくて…

書く力(なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 8 )

このシリーズもそろそろ終盤。 今回は、書く力。 コイツは前に書いた、読む力、ロジカルな思考力の兄貴分。 ここでいう書く、とは小説やエッセイなどを書くということではない。 説得力を持った文章を書く、ということ。 こいつがね、社会に出てから大変役に…

日本の研究力低下についての雑感

どうも、相対的に日本の大学の研究力が落ちているらしい。 他の国の発表論文数の伸びに対して日本のは伸びが悪かったり、影響力のある論文が相対的に少なくなったり。 正確な数字やそれを元にした議論は世の研究者がやってくれているので、そういうのはここ…