20代の頃。
誰かにファースト・プライオリティを意識しておけ、と教わった。
自分の人生において、一番大事にしたいことは何か。
これを明確にしておくといいよ、というような意味だったと思う。
これは結構役に立つアドバイスだった。
家族を持つことなのか、仕事なのか、趣味のうちのどれかなのか、恋愛なのか、友人関係なのか。
生きていくと、日々選択の連続である。
時には、迷うこと、悩むこともある。
平時に、自分の人生で最も重視したいもの(ファースト・プライオリティ)は何なのかを明確にしておく。
その上で、迷ったらこいつを基準に選択肢を選んでいく。
その場で悩んだり場当たり的に考えるよりは、いい選択ができる。
そうすることで、人生、間違った方向に進みづらくなる。
このアドバイスはスッと入ってきて、以来20年くらい意識していている。
例えば、就職。
どの業界にしようか。
採用通知もらったけど本当にこの仕事でいいのか。
そういった時、ファースト・プライオリティを持っておくと、選択が簡単になり間違いも起きづらい。
高収入だけ大忙しなお仕事と安定しているけど収入はそこそこなお仕事、いずれも選べそう。
ファースト・プライオリティのような基準がない場合、収入や忙しさ、やっていけるかの自信、仕事の楽しさ等々、「仕事」に付随した判断基準のみで意思決定を行いがち。
また、友人にうらやましがられた、とか、採用先の企業に熱心に口説かれた、など、自分以外の基準で決めてしまうことも出てくる。
しかし。
この時、ファースト・プライオリティは一段高い位置から判断基準をくれる。
趣味の音楽を楽しみたい、という基準を持っていたら、それを奪うような選択肢は選ばなくなる。
のんびり生きていきたい、という基準なら、バリバリ働くことを求められる仕事はなし。
仕事で自己実現、なら、それを基準に選んだらいい。
ただ、ここで重要なのは、「人生の」ファースト・プライオリティであるという点。
個別個別で言うと、お金持ちがいい、仕事は楽しい方がいい、プライベートが充実した方がいい、と、領域ごとに望ましい方向があるのは当たり前。
ではなくて、全体として、総体として、自分の人生において何を一番大事にするのか、という基準であるのがポイント。
そう考えてみると、意外とこいつの設定は難しいかもしれない。
収入はそこそこでいい、忙しすぎるのは嫌だけどそこそこ充実していてほしい。
その根底には、おそらく明確に意識されていない何らかの基準がいるはず。
それらに共通する何らかの価値基準があるのかもしれないので、それが何なのか、明確にしておく。
もちろん、相反する別の価値基準から出てくる願望もあるはずで、その場合はどちらを優先するかあらかじめ調整しておく。
ファースト・プライオリティを明確にしておこう、とは、まあそういうこと。
これをやると。
必然的に、ファースト・プライオリティのためにこれを大事にしたいというような下位の基準が出てきたり、2番目・3番目に大事にしたいこと、となども練られていく。
一番大事にしたい価値観を頂点として、判断基準が階層構造に構築されるイメージ。
自分が、何を大事に生きていきたいのか、意識できるようになる。
え?
お前はどんなファースト・プライオリティを持っているのかって?
そんな大事なこと、文字にはしない。
が、そのファースト・プライオリティの下に、のんびり生きるとか、早くパパになるとかそういうのがあった。
全く違う生き方しているじゃないかって?
、、、ばーかばーか、ふんだ、おとといきやがれってんだ。
そうはいっても思い通りにならないのがまた人生なのだよ。
ただ、それでもファースト・プライオリティを意識しておく、というのは有益。
いや本当に。
長くなったので、今回はここまで。
ではまた。
横浜かな。
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2026/02/15 19:58
休暇中。
鳥取駅スタバにて。
Update 2026/02/15
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