雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。

記者(僕のなりたかったもの5)

細々と続けているこのシリーズ。 いよいよ大学生に。 僕は入学前から大学院(修士)にいく予定だったので、大学では幅広く学ぶことを主眼に置いていた。 幅広く学んだ上で、大学院で特定の分野の専門性を深めようというハラ。 大学学部はリベラルアーツ(教…

本の紹介,「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗(加藤 陽子,朝日出版社)」

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 加藤 陽子(著) 難易度:☆☆ 僕が二十歳の頃からずっと知りたいことの一つに、なぜ日本はあの無謀な戦争をしたのか、というのがある。 学校で学んだことや常識では、どう考えても無謀な戦争。 じゃあなんで戦争に突入…

社会人経由研究者のススメ(大学院へ行きたい人へ5)

大学生と話していて時々出会うのが研究者になりたい(博士号が欲しい)というタイプ。 ただ、僕はあまり職業としての研究者は勧めていない。 これは業界の状況があまりに厳しいため。 博士がたいへん余っていて、優秀でも就職に失敗することがある。 せっか…

新書をうまく使う(大学生のための学び方入門11)

大学の授業を受けた。 何を言っているのかちんぷんかんぷん。 指定の教科書を読んでみたけど、あまり頭に入ってこない。 授業によっては教科書すら指定されていないかもしれない。 しかし、その分野はしっかり学びたい。 大学においてはわりとよくある話だと…

オンライン授業備忘録〜システム編

さて、前回は前期の授業スタイルについて書いた。 今回は授業のシステムについて。 僕の授業システム(前期前半) ウェブカメラ エレコムかサンワサプライか、かなりオーソドックスなWebカメラを使用。 通常はオフで、必要に応じてzoomのカメラを切り替えて…

僕の読書物語 その2

さて、前回のつづき。 前回は大学生前半の小説読みあさり記について書いた。 その小説が中心だったのは、大学生の前半。 当時はバイト代の多くが本代に消えていた(代わりにモテアイテムの車は買えなかった)くらいの本の虫。 月1万円は確実に本に使っていて…

僕の読書物語 その1

本を読め。 僕が学生によくいう言葉。 本を読めると情報を手に入れることができる。 卒業後は誰かが教えてくれる、という機会は格段に減るので、それまでに読む力をつけておくといいよ、いう意味もある。 この辺りは別記事「読む力」を読んでいただければ詳…

オンライン授業備忘録〜授業方法編

コロナのごたごたから約半年。 ようやく前期の授業もひと段落。 そこで、前期オンライン奮戦記と僕の授業スタイルを書いておこうと思う。 これから行う同業者との情報交換と、学生さんへ裏話的な書き物として。 4月に突如、授業の延期とオンライン化の方針が…

僕の遠隔授業の進め方について(2020後期)

コロナの影響により当面の間、私の授業はオンラインという形をとります。 進め方を書いておきますので、受講者は確認をしておいてください。 同業者の方は参考にしていただければと思います。 使用ツール 会議ツール:Zoom 相互やり取り:Zoom Chat欄 ファイ…

障害児等病理学特論2020(鳥取大学・院)

授業内容 第1回 オリエンテーション(10/2) 第2回 神経系の基礎(1)(10/9) ~大脳の構造:脳の大まかな区分 第3回 神経系の基礎(2)(10/16) 大脳の構造:大脳の構造~ 第4回 発達障害の基礎(1)(10/23) 最初~発達障害の原因:DNAの塩基配…

病弱児等の教育課程と指導法2020(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(10/7) 病弱の概要(1) 最初~病弱とは 第2回 病弱の概要(2)(10/14) 病弱に関連した解剖と生理~病弱と疾患 第3回 病弱の概要(3)(10/21) 病弱と教育 病弱教育の歴史と現状(1) 最初~黎明期 第4回 病…

病弱児等の生理・病理・心理2020(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション 病弱の概要(1)(10/7) 最初~病弱とは:病弱教育の意義 第2回 病弱の概要(2)(10/14) 病弱とは:合理的配慮~病弱に関連した解剖と生理 第3回 病弱の概要(3)(10/21) 病弱と疾患~自立活動 第4回 病弱の…

GLAYと高校時代

ふいにWALKMANからGLAYが流れてきた。 オレが高校生だったとき全盛だったバンド。 グロリアス、口唇、However。 熱狂的なファンというわけではなかったが、当時常に近くにいた。 カラオケで誰かが歌っていたし、バンドでも何曲かコピーしたりもした。 音楽と…

困ったら相談してみよう(大学生のための学び方入門10)

今回はちょっと毛色を変えたトピック。 純粋な学び方からは少し離れたお話。 大学生活を送っていると困ることがある。 勉強がわからない。 単位が取れない。 将来が不安。 学費が払えない。 大学を辞めたい。 卒論がうまくいかない。 指導教員との相性に悩ん…

長期休暇のぼくら(大学教員・研究者という生き物8)

大学の授業期間は1セメスターあたり4ヶ月程度。 うちの場合、4−7月と10−1月に授業をやって、その直後に試験をやるというスケジュール。 まあ、大方の大学がこんなスケジュールで動いていることと思う。 大学生はそれ以外の期間は長期休みに入り、比較的自由…

スライド発表に関する本

スライド発表に関してはよく学生にアドバイスするので、その時紹介する本たちをまとめて記事にしてみた。 この技術は社会に出ても使えるので大学を出るまでに身についておくとよいと思う。 ここで紹介する本は、社会人や高校生にも使えると思う。 本記事の書…

レポートで参考にしたい本が図書館にない!という時の対処法(大学生のための学び方入門9)

大学生にとって避けられないのが、レポート。 レポート課題が出たら、まず文献をおさえに大学図書館に走る。 が、レポートに関する文献が借りられてない。 今回はそんな時にどうしたらいいか、というお話。 ちなみに、大学の調べ物をする上でネットの情報を…

大学のレベルの話

大学のレベルの話をしよう。 偏差値による大学のランクわけ。 大学生と話をしていると、上位校と比べて自校を卑下していることがある。 ただ。 大学のレベルは単に入学時点の点数の順序に過ぎない。 知識・能力という意味では、その後の過ごし方如何で上位校…

論文・レポートに関する本

大学生になるとレポートや論文を書くようになる。 単位評価のためのレポート、プロジェクトの大きなレポート、総仕上げとして卒業論文・修士論文。 4年間を通じて逃れることができないのがこの書くという作業。 面倒くさいと思われがちだが、この能力をしっ…

映像制作の人(僕のなりたかったもの4)

高校生くらいの頃はよくテレビを見た。 特によく見たのがドラマ。 当時は北川悦吏子や野島伸司といった気鋭の脚本家が全盛。 夢中になって見たドラマがたくさん放送されていた。 北川さんは「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」を描いた人で、…

ゼミで学ぶこと(研究をしよう20)

大学生も高学年ともなると研究が始まる。 これに付随してスタートするのがゼミ。 どうも学生さんと接していると、ここで何を学ぶのかを理解していない人がいくらかいるよう。 そこで、本日はこのゼミについて少し書いてみる。 ゼミで一体なにを学ぶのか。 共…

コロナ対応授業の表と裏 No2 学生の不満編その2

前回の続き。 コロナ対応授業の想定文句とその言い訳。 今回は授業以外のいろいろについても触れてみる。 内容は所属機関を代表するものではなく、あくまでイチ私見なので、その辺よろしく。 ほとんどの人が大学の周りにいるのだから対面授業にしたらいいの…

コロナ対応授業の表と裏 No.1 学生の不満編その1

コロナで大学の授業が変則的になっている。 双方向やりとり可能なオンライン型、動画を見るオンデマンド型、従来通りの対面型。 コロナが少し落ち着いてきたことから、本務校も含めて対応に変化が出てきた。 今回はそんなコロナ対応授業について、学生さんの…

PCのスキル(なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 13 )

大学生と接していて、思いの外できないのが、PC。 これ、わざわざ学ぶものでもないが、大学生のうちに技術を身につけておくと、社会に出てからかなり役に立つ。 大学のうちは練習だと思って、これを身につけることを自らに課してみてはいかがだろうか。 基本…

卒論・修論で病むのはばかばかしい(研究をしよう19)

大学も後半ともなると、卒業に向けて卒論に取り組むことになる。 修士の院生は修論。 これは思いのほか大変で、人によっては精神的に参ってしまうことがある。 今回はそうなりそうになった場合の話。 そもそも研究とは、とーっても大変な営みである。 まず、…

iPadのすゝめ(大学生のための学び方入門、番外編2)

遊びにきた学生さんにはたまにオススメするのだが、大学で学ぶに当たってiPadは大変便利だと思っている。 これはタブレットでも構わない。 初期投資としては4−5万円と少々値が張るが、使い方次第では十分元が取れる。 特にiPad+Apple Pencilの組み合わせは…

ショートカットキーを使いこなそう(大学生が覚えたいスキル)

今回はPCスキルのお話。 学生さんを見ていて、わりとできていないのがこの操作。 おそらく多くの人は、レポート作成等の作業時、マウス操作を多用していると思う。 文字を選んで右クリックして切り取りを選んで、また右クリックして貼り付けする。 が、いち…

本の紹介,「窓ぎわのトットちゃん(黒柳 徹子,講談社)」

窓ぎわのトットちゃん 黒柳 徹子(著) 難易度:☆ 僕は大学で教員を目指す学生さん相手に話す機会が多い。 特に、一般の教室で困ってしまう子どもたちの教育についてよく扱う。 そんな授業で、時々紹介するのがこの本。 この本の主人公は著者の黒柳徹子さんの…

本の紹介,「安倍官邸 VS. NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由(相澤 冬樹,文春e-book)」

安倍官邸 VS. NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由 相澤 冬樹(著) 難易度:☆ 著者の名前をご存知の方、そんなに多くないと思う。 森友問題で近畿財務局の職員さんが自殺した。 その真相について、職員さんの遺書をもとに文春にスクープした人、と言え…

大学院へ進学したい人へ No.4 研究室を決める前に

前回は研究室の選び方について書いた。 では、よさげな研究室を見つけたら、すぐそこを選んでしまってもいいのか。 答えはNoである。 研究室を決めるにあたってやっておくことがある。 まず、研究室・指導教員の選び方。 これは卒論の研究室・指導教員の選び…