週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

2024-01-01から1年間の記事一覧

それでも書けないアナタへ(研究をしよう42)

いよいよ卒論も追い上げ。 もうじゃんじゃん書きたい。 でも、書けない。 大昔に、論文を書くという記事を書いたのだけど、あれを読んでも書けない、いう人はいると思う。 今回はそういう人たちに向けて、ちょっとしたヒントとやったほうがいいことを。 次回…

教育はサービス

数年前、Twitterで教育はサービスだよ、とつぶやいたところ、主に学生クラスタから反響があった。 こちらから見えない形で反応しているものが多かったので、クソ、何言ってやんがんだ、バカタレ!!とお怒りの反応だったんじゃないかと思っている。 さて。 …

卒業研究の遅れは取り戻せるか

ずっと昔に、卒業研究のスケジュールを考えるという記事を書いた。 今回はこれに関連して。 こういうスケジュールを示すと、必ず出てくるのが、 「後から本気で遅れを取り戻すんで、今は就活がんばります!」 というタイプ。 そんなことは可能なのか、につい…

学部生を学会へ連れていく(教育奮戦記13)

学部学生を学会へ連れていく。 数年前から新たに始めた教育実践。 もともと、研究好きなゼミ生が現れて、学会に興味を持ったのがスタート。 その後、誘ってみると、わりと行きたいと言ってくれるゼミ生が多いので、定期的に声をかけることにした。 参加学生…

独学で心理学を学びたい人のためのガイド〜中級編 その2

このシリーズ、中級編の後編。 専門の心理学を学ぶためには、心理学の各論をある程度の深さで網羅的に学ぶのが大事であることは前回の記事で書いた通り。 これが中級編1本目の柱。 なお、これは別に心理学に限った話ではなく、どの学問分野であっても同様。 …

疲れの癒やしの旅日記2024初冬

9月末くらいから大変忙しかった。 10月は1日しか休みがなかったし、11月もわりと忙しく、まとまった休みがなかった。 このくらい忙しいと、いろいろと疲れがたまるもので、疲れがたまると上京したい欲が高まってくる。 上京して何をするわけでもないのだが、…

独学で心理学を学びたい人のためのガイド〜中級編その1 各論の内容を学ぶ

久々のこのシリーズ。 前回は初級編として、心理学を浅く広く学ぶ方法を書いた。 今回は中級編。 教養の心理学ではなく、専門の心理学を学ぶにはまずどうしたらいいか、について書く。 学部で学ぶような心理学の専門性を身につけたい、といった人向け。 専門…

〇〇について定義をせよ

〇〇について定義をせよ。 僕が時々授業の課題などで出すもの。 課題を出された側として、覚えた定義や辞書の言葉をそのまま引き移す、というのが多い。 実はこの「定義をせよ」課題。 ぼんやりなんとなく出している課題ではない。 この種の課題、本気で取り…

辞書の編纂を読む(雑学・読書のタネ4)

最近、立て続けに辞書についての記事を書いた。 それに関連して、おもしろい本を読んだので、2冊紹介しようと思う。 元々、別記事の末端に書こうと思っていたものを独立させたもの。 よろしかったら、息抜きに、雑学に、いかがでしょうか。 両方合わせて読む…

辞書の記述は定義ではない

前に有名人が、誰かの語句の使い方について、辞書の定義と違う、というようなことを指摘しているのを見た。 言葉のあやとかそういうのではなく、どうも本気で辞書の説明を語句の定義と思っているようだった。 で、いろいろな人にと聞いてみると、どうも辞書…

ラジオはよい

ラジオはよい。 とても、よい。 ん?なんか既視感があるな、と思った古参読者の皆様。 あなたは正しい。 まさかの、この記事の続編。 続編と言いながら、追加で番組を紹介するとかでもなく。 つらつらと、思いのたけを書いていこうというだけのなんの役にも…

定義のハナシ

大学で授業をしていると、まず定義から見ていくということをよくやる。 これは、研究でも同じで、その用語をまず定義しておく、というのは論文でもよく見られる。 まあ、学術的な話だけではない。 法律・条約でもそうで、かなり初めの方で「定義」という条文…

分析を見据えたデータの取り方を考える(研究をしよう41)

研究計画のイントロが仕上がり、目的が出来上がる。 研究目的に対応した、方法に関する計画も上がってくる。 方法論については、質問紙なのか、面接なのか、実験なのか、といった大きなくくりから、どんな内容でどんなデータをとるかという細かいものまで書…

辞書をひこう(大学生のための学び方入門20)

大学生になって、読むことと書くことの量と幅が格段に広がる。 読むものは、教科書や参考書にとどまらず、教養のための新書、専門書、論文といった学術に関係あるものから、新聞や小説など、本当に多岐にわたる。 読む量に関して言えば、高校までのそれとは…

英語が苦手な君たちへ

大学生と話していると、英語が苦手、という声を聞くことがある。 英語の単位は取ったのだけど、漠然とした苦手感がある。 中高生の頃からどうも点数が取れない。 TOEICなんかもいいスコアにならない。 研究で英語の論文が出てきて、読まなきゃいけないんだけ…

インクルーシブ教育と統合教育(特別支援教育教材シリーズ1)

統合教育とインクルーシブ教育の違いがわかりません。 特別支援教育の授業受講生からよく出る質問である。 そこで、今回はこの用語の違いを解説する。 似ているこの2つの用語なのだが、意味はだいぶ違うため、しっかりと押さえておきたい。 簡単な用語解説か…

僕の研究変遷記〜修士編後半

前回(修士前編)の続き。 大学院修士になって脳科学へと進出。 前半はニホンザルの電気生理学、に入門した話を書いた。 ところが、急転直下、ヒトのしかも幼児の脳機能研究へと転向する。 まあ、転向というほどニホンザルに浸かっていたわけでもないケド。 …

ビジネスvsプライベート戦争

このブログの開始は2016年4月。 お仕事のメインが教育になったとき。 最初は本の紹介やら、授業の話やら、役に立てようという意識が結構あった。 過去の記事を見返してみても、そういうものが多い。 ただ。 どこかの段階で、これはつまらん、となり、少しず…

障害児等病理学特論2024(鳥取大学・院)

授業内容 第1回 オリエンテーション(10/4) 神経系の基礎(1) 最初~神経細胞と情報処理:レセプターと神経伝達物質 第2回 神経系の基礎(2)(10/11) 神経細胞と情報処理:EPSPとIPSP~大脳の構造:辺縁系 第3回 神経系の基礎(3)(10/18) 大脳…

障害児等認知神経科学研究2024(鳥取大学・院)

授業内容 第1回 オリエンテーション(10/3) 第2回 神経系の基礎(ダイジェスト版)(10/10) 最初~神経系の成り立ち 第3回 神経系の基礎(ダイジェスト版)(10/17) 大脳の構造~ラスト 研究法,視覚,運動系(ダイジェスト版) 研究法全部 第4回 研…

病弱児等の生理・病理・心理2024(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション 病弱の概要(1)(10/2) 最初~病弱とは何か:ラスト 第2回 病弱の概要(2)(10/9) 病弱に関連した解剖と生理~病弱と教育:病弱教育 第3回 病弱の概要(3)(10/16) 病弱と教育:自立活動とは~ラスト 身体の…

病弱児等の教育課程と指導法2024(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(10/2) 病弱の概要(1) 最初~病弱と疾患:病弱児の病類の特徴 第2回 病弱の概要(2)(10/9) 病弱と疾患:症状と病因・生理~ラスト 病弱教育の歴史と現状(1) 病弱の歴史:最初~病弱の歴史:戦前:結核による…

質問に行こう(大学生のための学び方入門19)

質問については、過去にこのシリーズでも書いている。 その多くは「質問力を鍛える」という趣旨のもの。 今回はそうではなくて、シンプルに、わからなくなったら教員のところに質問に行こう、というもの。 大学生を教えていると、この部分ができない人が多い…

夏の仕事とダラダラと旅の日記2024

長かった前期授業期間も終わり、待ちに待った夏季休暇。 今年は実に並びが素晴らしい。 よって、どこ行こうか、何しようか、と密かに楽しみにしていた。 懸念材料はいくつか。 まずは、疲れている。 大変疲れている。 このくらい疲れていると、何もする気に…

高齢世代はお得なのか

今回は政治の話。 SNSなんかを見ていると、政治的立場を世代の利害で語る人が結構いる。 年寄りが「自分たちの若い頃は」と若者に我慢させるハナシ。 若い人たちが、年寄りの年金を削るべきと言っているハナシ。 この手の例には枚挙にいとまがない。 さて。 …

長期休みだ、本を読もうぜ

大学生の特徴として、長期休みがある。 これが、結構な長さをほこる。 高校生までは1番長い夏休みでも1ヶ月ちょいしかないが、大学生ともなると2ヶ月近くある。 しかも、中高生は部活三昧だったり受験勉強だったりして、長いわりに自由には使えないことも多…

スキャンとトリミングを覚えよう(大学生のうちに覚えたいスキル2)

先日プレゼンの授業をやった時のこと。 僕の見本用プレゼンについて、学生さんから質問があった。 プレゼンの画像、webから持ってきたのではないかと思ったが、それにしてはぴったりの画像ばかりが並んでいる。 webから持ってきたものではないのか、そうでな…

僕の授業ができるまで(教育奮闘記12)

高校までと違って、大学の授業というのは自由度が高い。 そもそも、検定教科書や指導要領のようなものがないので、担当教員が一から作り上げていくことになる。 そんな大学の授業がどうやってできるのか。 僕の場合はどうなのか、さらしてみようと思う。 新…

本の紹介,「図解・感覚器の進化(岩堀 修明,講談社ブルーバックス)」

図解・感覚器の進化―原始動物からヒトへ水中から陸上へ (講談社ブルーバックス) 岩堀 修明 (著) 難易度:☆☆ 我々生き物は、自分の外で起こっていることを感覚器で捕まえて、内部に取り込んで行動をする。 眼球であれば光、空気の振動であれば耳、化学物質を…

つかの間休日日記

今日はなんの役にも立たないシリーズでも書こうと、iPadの前に座るも、これが全然浮かばない。 まーったく何も出てこないのだ。 さあ、どうしたもんか、考えること1時間。 やっぱりなんも出てこない。 何か出すために、耳に好きな音楽を、口にちいとばかりの…