2020-01-01から1年間の記事一覧
えらい目にあった。 30代とここ1年の話である。 30代については、今年の40歳の誕生日前日に厳かに振り返る予定も、それすら叶わなかった話は既に書いた。 まあそんなわけなので、ここ一年と30代についてしみじみと振り返りつつ、次の1年の夢と希望を書いてみ…
大学教員は裁量労働制という仕組みで働いている。 特に国立大学は多くがそう。 ただ、大学教員がこの仕組みを理解しているかというと、そんなことはないように思う。 そこで、今回はこの仕組みについて知っていることを書く。 自分への備忘録としての意味合…
去る9月1日。 僕はめでたく四十の大台に乗ることになった。 四十といえば、中学生の時の人生計画だとすでに中3の息子がいて、本気のキャッチボールをしている、というはずの年齢。 いろいろと思うところがあり、散々だった30代を振り返りつつ、その日を厳か…
心の理論―心を読む心の科学 子安 増生(著) 難易度:☆☆ 心の理論という言葉をご存知だろうか。 心理学の世界では知らない人がいないくらい有名。 僕も発達心理学や発達障害系の授業で必ず扱うトピック。 心の理論。 簡単に言うと、他人が何を考えているかを…
いろいろ書いてきたこのシリーズ。 次はこれ。 友人に教える。 これは前に書いた「自分の言葉で説明してみる」の亜種。 大学ではテストや課題がある。 これは結構ヘビーなので、みんな四苦八苦する。 この時、教える役を買って出てみよう。 重宝される上に、…
15メートルの通学路 山本 純士(著) 難易度:☆ 久々のこのシリーズ。 紹介したい本は結構あるんだ。 ただ、書くにあたっては本を読み直しているので、ちと時間がかかる。 忙しいと、なかなかね。 言い訳はすんだので本題。 みなさんは病弱教育という言葉をご…
さあいよいよ、今の僕を見て予想つくものが登場。 高校教員。 こいつになりたい、という時期がかなり長いこと続いた。 ただ、なりたい、と思った時期はかなり遅い。 僕はちょっと変わった経歴を持っている。 大学に2つ通っているのだ。 一つ目はさる地方国立…
今回はゼミ発表の話。 研究論文を紹介する。 自分の研究進捗を発表する。 学部も後半になるとこういう機会が増えてくることと思う。 今回はそんなゼミ発表についてのTIPS。 ゼミの目的が何かについては前回の記事で書いたのでそちらを参考にしていただきたく…
大学生はお金がない。 僕も大学生だったのでよくわかる。 そこで、有効活用したいのが中古本。 新品よりちょっとばっちいかもしれないが、用途としては全く問題がない。 お金を浮かすにはかなり有効で、僕は今でも結構使う。 中古本を利用するには何種類か方…
数年前の話。 奥歯が痛くなった。 冷たいものを飲んだ時にしみるのだ。 こういうのはまったくがまんしないタイプなので、早速歯医者に行った。 歯医者先生曰く、親知らずが虫歯になっているとのこと。 横向きに生えていて、治療ができないので抜くしかない、…
細々と続けているこのシリーズ。 いよいよ大学生に。 僕は入学前から大学院(修士)にいく予定だったので、大学では幅広く学ぶことを主眼に置いていた。 幅広く学んだ上で、大学院で特定の分野の専門性を深めようというハラ。 大学学部はリベラルアーツ(教…
戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 加藤 陽子(著) 難易度:☆☆ 僕が二十歳の頃からずっと知りたいことの一つに、なぜ日本はあの無謀な戦争をしたのか、というのがある。 学校で学んだことや常識では、どう考えても無謀な戦争。 じゃあなんで戦争に突入…
大学生と話していて時々出会うのが研究者になりたい(博士号が欲しい)というタイプ。 ただ、僕はあまり職業としての研究者は勧めていない。 これは業界の状況があまりに厳しいため。 博士がたいへん余っていて、優秀でも就職に失敗することがある。 せっか…
大学の授業を受けた。 何を言っているのかちんぷんかんぷん。 指定の教科書を読んでみたけど、あまり頭に入ってこない。 授業によっては教科書すら指定されていないかもしれない。 しかし、その分野はしっかり学びたい。 大学においてはわりとよくある話だと…
さて、前回は前期の授業スタイルについて書いた。 今回は授業のシステムについて。 僕の授業システム(前期前半) ウェブカメラ エレコムかサンワサプライか、かなりオーソドックスなWebカメラを使用。 通常はオフで、必要に応じてzoomのカメラを切り替えて…
さて、前回のつづき。 前回は大学生前半の小説読みあさり記について書いた。 その小説が中心だったのは、大学生の前半。 当時はバイト代の多くが本代に消えていた(代わりにモテアイテムの車は買えなかった)くらいの本の虫。 月1万円は確実に本に使っていて…
本を読め。 僕が学生によくいう言葉。 本を読めると情報を手に入れることができる。 卒業後は誰かが教えてくれる、という機会は格段に減るので、それまでに読む力をつけておくといいよ、いう意味もある。 この辺りは別記事「読む力」を読んでいただければ詳…
コロナのごたごたから約半年。 ようやく前期の授業もひと段落。 そこで、前期オンライン奮戦記と僕の授業スタイルを書いておこうと思う。 これから行う同業者との情報交換と、学生さんへ裏話的な書き物として。 4月に突如、授業の延期とオンライン化の方針が…
コロナの影響により当面の間、私の授業はオンラインという形をとります。 進め方を書いておきますので、受講者は確認をしておいてください。 同業者の方は参考にしていただければと思います。 使用ツール 会議ツール:Zoom 相互やり取り:Zoom Chat欄 ファイ…
授業内容 第1回 オリエンテーション(10/2) 第2回 神経系の基礎(1)(10/9) ~大脳の構造:脳の大まかな区分 第3回 神経系の基礎(2)(10/16) 大脳の構造:大脳の構造~ 第4回 発達障害の基礎(1)(10/23) 最初~発達障害の原因:DNAの塩基配…
授業内容 第1回 オリエンテーション(10/7) 病弱の概要(1) 最初~病弱とは 第2回 病弱の概要(2)(10/14) 病弱に関連した解剖と生理~病弱と疾患 第3回 病弱の概要(3)(10/21) 病弱と教育 病弱教育の歴史と現状(1) 最初~黎明期 第4回 病…
授業内容 第1回 オリエンテーション 病弱の概要(1)(10/7) 最初~病弱とは:病弱教育の意義 第2回 病弱の概要(2)(10/14) 病弱とは:合理的配慮~病弱に関連した解剖と生理 第3回 病弱の概要(3)(10/21) 病弱と疾患~自立活動 第4回 病弱の…
ふいにWALKMANからGLAYが流れてきた。 オレが高校生だったとき全盛だったバンド。 グロリアス、口唇、However。 熱狂的なファンというわけではなかったが、当時常に近くにいた。 カラオケで誰かが歌っていたし、バンドでも何曲かコピーしたりもした。 音楽と…
今回はちょっと毛色を変えたトピック。 純粋な学び方からは少し離れたお話。 大学生活を送っていると困ることがある。 勉強がわからない。 単位が取れない。 将来が不安。 学費が払えない。 大学を辞めたい。 卒論がうまくいかない。 指導教員との相性に悩ん…
大学の授業期間は1セメスターあたり4ヶ月程度。 うちの場合、4−7月と10−1月に授業をやって、その直後に試験をやるというスケジュール。 まあ、大方の大学がこんなスケジュールで動いていることと思う。 大学生はそれ以外の期間は長期休みに入り、比較的自由…
スライド発表に関してはよく学生にアドバイスするので、その時紹介する本たちをまとめて記事にしてみた。 この技術は社会に出ても使えるので大学を出るまでに身についておくとよいと思う。 ここで紹介する本は、社会人や高校生にも使えると思う。 本記事の書…
大学生にとって避けられないのが、レポート。 レポート課題が出たら、まず文献をおさえに大学図書館に走る。 が、レポートに関する文献が借りられてない。 今回はそんな時にどうしたらいいか、というお話。 ちなみに、大学の調べ物をする上でネットの情報を…
大学のレベルの話をしよう。 偏差値による大学のランクわけ。 大学生と話をしていると、上位校と比べて自校を卑下していることがある。 ただ。 大学のレベルは単に入学時点の点数の順序に過ぎない。 知識・能力という意味では、その後の過ごし方如何で上位校…
大学生になるとレポートや論文を書くようになる。 単位評価のためのレポート、プロジェクトの大きなレポート、総仕上げとして卒業論文・修士論文。 4年間を通じて逃れることができないのがこの書くという作業。 面倒くさいと思われがちだが、この能力をしっ…
高校生くらいの頃はよくテレビを見た。 特によく見たのがドラマ。 当時は北川悦吏子や野島伸司といった気鋭の脚本家が全盛。 夢中になって見たドラマがたくさん放送されていた。 北川さんは「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」を描いた人で、…