週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

ノートはいい,筆記具はいい No.1

わりと誤解されがちなのだけど、僕はわりとアナログな人間。
もちろんIT系は苦手ではないので使いはする。
でも、そればかりではなく、アナログな手段も併用している。
例えば、ノートと筆記具。
僕に会ったことある人は見たことある人も多いことと思うが、僕はiPadとA5ノートを常に持ち歩いている。
で、ワイシャツの胸ポケットにはボールペンと万年筆が。
筆記具を持ち歩くために仕事着がシャツスタイルになっていると言っていいくらい手放せない。
ITの人と思われがちなので、気づくと意外に思うらしい。

iPadでもPCでも同じことできるし、ノートである必要はないんじゃん?!と思われる方もいるかもしれない。
が。
これが全然違う。
デジタルではできないことがアナログなノートではできる。
もちろん、デジタルの方が得意なこともある。
両者は別物で、用途(と気分)によって使い分けるのが有効だと思っている。

デジタルのよさは僕も十分認めていて、存分に使っている。
ただ、今回のテーマからは外れるので、そのよさについてここで改めては書かない。
問題はアナログなノート。
何がいいのか。
とにかく、自由度が大きい。
IT機器もいろいろなことができるようになったのだけど、まだまだ、したいことがパッとできない。
考えをメモするのに、ノートだとパッと書きつけられるし絵も書ける。
間違えたら2重線でさっと消して書き換えたり、欄外に書き加えたりも簡単。
IT機器でもできないことはない。
ただし、ひと手間、ふた手間かかり、まだまだアナログなノートの方が便利。
IT機器だと「今コレがしたい」に対応できないことが多いということ。

書く作業についてもノートの方が便利なことが多い。
まず、直しの履歴が全部残る。
2重線で消したり、追記を矢印で挿入したり、そういう風に書いていけば、何をどう直したのかがよくわかる。
デジタル機器で書いていくとこれが残らない。
ちょっと前に書いて消したフレーズが、別の場所で生きたり、全体のバランスの中で復活したり、というのはアナログな方法ではよくある。
ワープロソフトでも履歴を残すことは出来はするものの、かなり見づらく、創造力はあまりくすぐられない。

全体を振り返るのもアナログな方が得意なことが多い。
ノートや紙をパラパラめくりながら、内容をざっと見直したり、必要な情報を探したり、というのはデジタルよりも強い。
これは紙の書類、本にも共通すること。
デジタルだと無目的に振り返る、というのはやりづらい。
何気なくノートをめくって見直す、そうすると過去の自分の有用なメモに気づく、なんていうのはノートならでは。

さて、このネタ。
十数行で終わる簡単な読み物を想定して書き始めた。
しかし、思いのほか書くことが多くこんなに長くなってしまった。
そしてなお、いくつか書ききれなかったことがある。
そんなわけだから、まさかの続編を書くことにする。

結局何が言いたいかというと、ノートと筆記具はいいよ、というコト。
この時代でも、道具としてまだまだ役に立つ。

では今回はここまで。
また。




高松港にて。


-----
2023/11/05 13:35
久々の休日をのんびりと。
鳥駅スタバにて。



雑記帳トップへ戻る
HPへ戻る


Update 2023/11/06
Since 2016/03/06
Copyright(c) Hisakazu YANAKA 2016-2023 All Rights Reserved.