週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

2023-01-01から1年間の記事一覧

肢体不自由児等の生理・病理・心理2023(鳥取大学)

授業内容 第1回 オリエンテーション(4/12) 肢体不自由の概要(1) 最初~肢体不自由の病理:疾患と解剖・生理 第2回 肢体不自由の概要(2)(4/19) 肢体不自由の病理:病因・疾患から症状を考える~肢体不自由の病理:全部 第3回 肢体不自由の概要(…

趣味的に一緒に研究したい人(緩募)

【緩募】心理学の実験研究を趣味的にやりたい人、とSNSで発信したところ、わりと食いつきがいい。 実際にコンタクトを取ってきた学生さんがいたりもする。 興味ある人、結構いるのかなーと思ったりしたので、今回はこれについて書いてみようと思う。 僕はも…

研究者の評価は難しい

今回は「大学教員の評価は難しい」の続き。 教員としての評価は確かに難しいが、研究者としての評価はできるのではないか。 研究論文の数を数えればいいだけだから。 研究業界では一般的に研究業績を使って研究者の評価は可能なものとして考えられている。 …

僕の研究変遷記〜学部編

先生の専門はなんですか? 時々聞かれて、わりと答えに困る質問。 今しか知らない人には一体なんの人なのか、よくわからないと思う。 授業は特別支援教育の制度の話から、ヒトの身体のことなどを担当しているし、研究は心理学とか脳科学とか言っている。 卒…

入学後からできる卒論対策

卒業研究、卒業論文。 大学生も下の学年だと、先輩からその大変さを聞いていることと思う。 どんなものかイメージできないくせに、大変だという話だけは聞く。 ちょっと不安だなぁ、と思っている人も多いのではないだろうか。 卒研・卒論とは何か。 所属組織…

学会へ行こう4〜学会の準備・フォロー(研究をしよう35)

学会へ行くことにした。 具体的に何をしたらいいのか。 今回はこんな人に読んでほしい記事。 学会に行く前にすること、行った後にしておいた方がいいことを書いていく。 これまでの関連記事はこちらで確認いただいて。 参加学会の検索と申し込み ここの読者…

学会へ行こう3〜学会の楽しみ方(研究をしよう34)

前回までに、学会の概要、発表の種類について書いた。 今回は、大学生(一般の人)の学会の楽しみ方について。 結構いろいろな楽しみ方がある。 卒論のネタを探す 大学生にまずおすすめなのがコレ。 ゼミなどで論文の探し方については学ぶ。 ただ、論文は読…

学会へ行こう2〜学会発表のスタイル(研究をしよう33)

前回は学会とはどのようなものなのか、その概要について書いた。 今回からは具体的に詳しく書いていく。 初回のテーマは発表スタイル。 学会発表というと、発表者がステージに立ち、たくさんの聴衆に向けて講演をする、そんなイメージをお持ちの方が多いと思…

年度末の大学教員は絶望的に忙しい(大学教員・研究者という生き物 10)

久々このシリーズ。 年度末、1月から3月。 この時期の大学教員は忙しい。 絶望的に忙しい。 いや、ほんと。 今回は、なんで?を書いてみる。 まず、卒論総仕上げの季節。 これは、最終学年になればわかるが、結構大変。 そして、この大変、は指導教員にも波…

コピペはバレる

大学生になると、レポートというなかなか大変な課題に直面する。 どうしていいかわからない。 時間も取られる。 思わず、ネットに転がっている情報をコピペして、、、、なんて良からぬことを考えてしまうこともあるかもしれない。 ただね、それはバレる。 確…

国会議員の報酬は多すぎない

国会議員の歳費(給与・報酬)を減らすべきだ。 身を切る改革として、国民感情に配慮して、などなど、さまざま理由からこの主張がなされる。 ただ、僕はこの主張には反対。 民主主義という仕組みを維持するために、今の水準の歳費は必要という立場。 今回は…

研究(卒論・修論)で身につく能力(研究をしよう32)

卒論や修論で身につく能力は、必ずしも研究能力や専門性だけではない。 今回は、研究者になる気などさらさらない、一般的な大学生を対象にどんな能力が身につくかを書く。 どの過程で、どんな能力が身につき、これが社会に出てからどんな風に役に立つのか。 …

大学教員の評価は難しい

大学教員を評価することはできるのか。 政府は数値評価を重んじるし、研究業績主義の研究者なんかは、できると無邪気に信じている。 ただね、僕は大学教員の評価、かなり難しいと思っている。 まず。 よく聞く主張としては、研究業績こそが大学教員の評価、…

本の紹介,「花は咲けども 噺(はな)せども 神様がくれた高座(立川談慶‪,PHP文芸文庫)」

花は咲けども 噺(はな)せども 神様がくれた高座 立川談慶‪(著) 難易度:☆ ここ数年、テレビを見る時間よりラジオを聴く時間の方が多い。 ラジオではテレビとは全く異なるコンテンツがあり、その一つが、物語の朗読。 その朗読で聞いて、これは読みたいとな…

2022年年末上京物語

早いもので2022年も終わってしまい、2023年の到来。 みなさまいかがお過ごしでしょうか。 僕はと言いますと、横浜別荘で一人引きこもり。 大変暇を持て余している。 ことの発端は、おととい(12/30)。 サプライズで実家に帰ろうと都内まで来た。 そこで、そ…