週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

もらった情報は確認しよう(大学生のための学び方入門18)

大学生を教えていて時々感じることがある。
それは提供した資料や情報をあまり活用していない人がいるということ。
ひょっとするとそれが多数派かもしれない。
どういうことか。

僕の授業では、できる学生できない学生、やる気のある学生ない学生等、多様な学生に対して様々な情報を提供している。
資料にはかなり細かなことも記載しているし、出典を明記し原典にたどれるようもしている。
読書案内として書籍を紹介したり、外部の情報なども紹介したりしている。
おそらく、多くの大学教員の授業はそういうのが多くて、もらっている情報は大学生が思っているよりも多い。

ところが。
大学生を教えていると、思った以上にこれらの情報が届いていないと感じることがある。
ひどいのになると、もらった資料・情報のほとんど全部を見ず、ネットの情報を新たに調べて、それで課題をこなす、ということすらある。
が。
紹介した資料やら情報やらは、自分の大学の学生のレベル等を考えて紹介されるもので、有用なものがかなり多い。
誤解しやすいポイントを詳しく説明していたり、知っておくとうれしい情報だったりが書かれている。
「本当は直接教えたいが、時間の関係で教えることができない重要なこと」がたくさんいるのが、教員からの資料や情報であることがほとんど。

僕の授業の場合。
学生副読本で紹介している本は選りすぐりの奴らばかり。
難易度別にこれは読むとおもしろいやつ、とか、かなり深く切り込めるやつ、とか、常にアンテナを張って探して連れてきたやつ。
自分で探すよりも「当たり本」に当たる可能性は高い。
詰まるポイントや知っとくとお得なポイントに対応する情報を資料に盛り込んだり、WEBページを紹介したり。
場合によってはWEB等に自分で書くこともある。
もう長いこと教えているので、どの情報を知っておくと学生のためになるか、というのはある程度把握しているので、そういうのをどんどん提供している。
ただ、なかなかコイツが大学生に伝わらない。
読んでくれさえすれば、見てくれさえすれば、もっと伸びるのになぁ、と思いながら、あきらめずに情報を提供し続けている。
これは、わかってくれる大学教員も多いと思う。

そういうわけだから。
教員からもらった資料や情報は、一応一度は目を通す、というのを心がけたい。
もちろん、それらの内容を使うか使わないかは自分自身で決めたらいい。
しかし、存在自体知らない知識を自分自身で調べることはできない。
知らないだろうけどこれは知っておくといいよ、が紹介されることは結構多いので心しておきたい。
「もっとはやく知りたかったです」と言った学生に、実は数年前にすでにその情報を渡していた、というのはまあある。

なお。
何ヶ月かに1回、紹介した本を読んだ学生が感想を言ってくれたり、提供した資料・情報を最大限活かしている事例に接したりするのだけど、教員としてはこれがうれしくて、そういうことがあった日はうまい酒を飲みつつ、これからもがんばろうとやる気が上がる。
このタイプの学生はかなり伸びるので、数年間彼らを見て伸びていくのを見ながら、また酒を飲みつつ、がんばろうという気になる。
教員とはそういう生き物。

ではでは。
今回はここまで。
また。




新山口、かなぁ。


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2024/06/24 21:06
帰宅中に。
鳥取市内にて。



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Update 2024/06/24
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