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卒論指導教員(研究室)の選び方 No.4 その他もろもろと決め方

このシリーズもいよいよ最終回。

前回までに決め方の3つのポイントを書きました。
これに加えて重要な点があります。
それは所属学生数。
いくら3つのポイントがパーフェクトでも,
人数が多すぎる場合はうまくいかないことがあります。

研究室の体制(教員が1人でやっているのか,複数教員で運営しているのか,教えてくれる院生がいるのか)や指導スタイルにもよりますが,
研究指導ということになると,僕の場合だと,卒論生は4人ぐらいが限界ではないかと思っています。
院生や研究員,助教等のスタッフがいると指導可能な学生数は増えます。
ですので,希望者の人数を見てあまりにも多い場合で,
他に候補になる教員がいる場合はそちらにすることも考えたほうがよいでしょう。
卒論は大作になりますので,見る側もだいぶ時間をとられます。
それが同時にたくさん進行し,しかも見てほしい時期(発表前や提出前)もだいたい同じ。
そうするとあまり人数が多い場合にはじっくりと見てもらえないことになります。
時間は有限ですのでこれは仕方のない現象ですね。
ちなみに,知り合いの大学教員は卒論提出〆切日の1日前に6人から一気に卒論が送られてきた,と言っていました。
その教員は徹夜で読んでコメントをしてあげたそうですが,
人数が多すぎるとこういうことが日常起こることになります。

これらのことを踏まえながら,
自分の目的・重視するポイントを考えて決めていくことになります。
例えば,研究者になるために大学院に行きたくて分野も大体決まっている,ということになれば,
論文の質が高まることを重要視して決めることになります。
就職するのであれば希望する職種と関連したテーマを選ぶのもよいですし,
純粋な興味で学問としての研究を楽しんでみるというのもよいと思います。
就職組の学生さんと話をすると前者が非常に多いのですが,
研究を楽しむというのは大学時代しかできないことですので,
後者のスタイルで選んでみるのも悪くないと思います。
人生のある局面でひょんなことからつながったり役に立ったりすることもあります。
仕事に関連した勉強は就職してからずーっと続くことですので,
あえて大学でそこを選ばなくてもよいのではないか,というのが私見です。

以上,卒論指導教員(研究室)の選び方でした。
参考になれば幸い。



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Update 2018/04/01
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