このシリーズも3回目。
3つ目は教員との相性です。
前回までに書いた専門性や指導スタイルも広い意味では相性と考えることもできるかもしれませんが,
ここでいう相性は早い話が好きかそうでないか,です。
そんなんで卒論指導教員を決めていいのか,という意見も聞こえてきそうですが,
僕はいいと思っています。
なぜか。
1年から2年,結構密にやり取りすることになるので,
やはり人物的に相性が合わないとなるとキツいです。
特に合わない場合は研究の進行に影響してしまうかもしれません。
専門性や指導スタイルと天秤にかけながら,
この点も考えながら選ぶというのがよいように思います。
もうひとつ,相性が大事な理由があります。
大学の教員との関係が卒業研究に限られるのであれば,
好き嫌い的な相性はさほど重要ではないのですが,
それ以外のことで役に立つ場合があります。
例えば,就活や将来のことなどの相談にのってもらえることがあります。
研究以外の学問や本の話を楽しむといったことができる場合もあります。
卒業後困った時にアドバイスがもらえるかもしれません。
場合によってはそういう関係が一生ものになる場合もあります。
こういう研究以外の関係となると教員との相性がだいぶ効いてきます。
相性に関しては授業やら話にいった感じやら,
普段の印象を直感で判断するしかないとおもいます。
これを読んでいる人がまだ2年生以下でしたら,
今のうちからいろいろな先生のところに遊びに行ってみるといいと思います。
ただ遊びに行くのは気がひける場合は,
質問を口実に押しかけてみるのをお勧めします。
その時に進路や卒論の話をしてみると結構話をしてくれると思います。
卒論指導教員(研究室)の選び方 No.4(最終回)へ続く
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Update 2018/04/01
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