週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

肢体不自由児等の保健と指導2018(鳥取大学)

授業内容


第1回 オリエンテーション(4/11)
第2回 肢体不自由の概要(4/18)
第3回 肢体不自由教育の歴史(4/25)
第4回 肢体不自由教育の現状と仕組み(1)(5/9)
       ~在籍する子どもたちの特徴とその把握まで
第5回 肢体不自由教育の現状と仕組み(2)(5/16)
       ~ラスト
第6回 教育課程と指導上の特徴(5/23)
第7回 肢体不自由と支援技術(1)(5/30)
       ~PCに関する技術あれこれ
第8回 肢体不自由と支援技術(2)(6/6)
       ~インターフェイスのあれこれ
    指導計画の基本(1)
       ~目標の設定手順まで
第9回 指導計画の基本(2)(6/13)
       ~授業づくりの基本まで
第10回 指導計画の基本(3)(6/20)
第11回 自立活動の指導(1)(6/27)
       ~自立活動の環境の把握区分詳説まで
第12回 自立活動の指導(2)(7/4)
       ~残りぜんぶ
第13回 脳性まひと動作法(7/11)
       ~痙直型まで
第14回 自立活動の指導(2)(7/18,予定)


関連情報


自分で勉強したい人へ【準備中】
肢体不自由児等の指導・保健・教育に関する役立ち情報
肢体不自由に関する役立ち情報


連絡事項


授業の連絡事項



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Update 2018/07/13
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肢体不自由児等の生理・病理・心理2018(鳥取大学)

授業内容


第1回  オリエンテーション(4/11)
     肢体不自由の概要(1)
第2回  肢体不自由の概要(2)(4/18)
第3回  肢体不自由の概要(3)
     身体の構造と機能(概要)(1)(4/25)
        ~循環器の説明まで
第4回  身体の構造と機能(概要)(2)(5/9)
        ~泌尿器の説明まで
第5回  身体の構造と機能(概要)(3)(5/16)
        ~ラスト(生殖器は除く)
     神経系の構造と機能(1)
        ~グリア細胞血液脳関門まで
第6回  神経系の構造と機能(2)(5/23)
        ~神経のなりたちと情報処理
第7回  神経系の構造と機能(3)(5/30)
        ~神経系のなりたち・自律神経系まで
第8回  神経系の構造と機能(4)(6/6)
        ~大脳の構造・肉眼解剖学まで
第9回  神経系の構造と機能(5)(6/20)
第10回 感覚器の構造と機能(6/27)
第11回 大脳の機能(1)(7/4)
第12回 大脳の機能(2)(7/11)
第13回 骨と筋肉の構造と働き(7/18,予定)


関連情報


自分で勉強したい人へ【準備中】
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肢体不自由に関する役立ち情報


連絡事項


授業の連絡事項



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Update 2018/07/13
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本の紹介,「君たちはどう生きるか(吉野 源三郎(著),岩波文庫)」

君たちはどう生きるか
吉野 源三郎(著)
難易度:☆


最近漫画になって話題となった本。
原作は名著と名高く、僕もわりと早い段階で購入。
長らく積ん読本として書架で休んでいた。
漫画も出たことだしせっかくの機会なので、と、先日引っ張り出して来てようやっと読んだという次第。
感想としては、なぜもっと早く読まなかったのか、と、激しく思うくらい、よい本だった。
ついでに漫画版も取り寄せて読んでみたので、あわせて紹介をしようと思う。

さて、内容。
戦前の中学生コペル君(もちろんあだ名)が主人公。
友人と時間を過ごしたりものを考えたりという日常から生じる中学生らしい悩みや葛藤などを通して人間として成長していく。
そんな中学生の物語を綴った長編小説。
コペル君にはお父さんがいないが、近くに伯父さんがいて、いろいろなことを語り合う仲。
伯父さんと日常の出来事や考えたことなどを会話する中で、人間として大事なことを学んで行く、というストーリー。

もともとは戦前に倫理を扱うために書かれた作品だそう。
そのため、ひとつのストーリー毎に伯父さんノートなるものが書かれていて、これがすごくよい。
伯父さんノートは伯父さんがコペル君にいつか読んでもらうために書いた手紙調の文章。
ストーリーごとに考えさせる深いコメントを残していて、これが大人であっても響くのだ。
さすが長年読まれている本なだけある、と納得した。

この記事を書くに当たって、原書と漫画の両方を読んでみたが、これから読む人はできれば原書版を読んでみてほしい。
漫画版も伯父さんノートの部分はそのままなので、基本的なよさはそのままなのだが、
物語部分がやはり漫画向けにアレンジされておりやや浅くなる。
小説という表現方法でしか表現できない部分もあって、やはり漫画だと一段落ちてしまう。
戦前に書かれたものなので原書は読みづらいのでは、と思われる方もいるかもしれないが、この本は古さゆえに読みづらいということは全くない。
漫画版を読める人(たぶん高校生以上)であれば、さらっと読めてしまうと思う。
ぜひぜひ原書の小説版に挑戦してほしい。

いいよ、これ。



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Update 2018/04/11
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何かを書く

あのね。
ここを開いた時からずっと思っていたのだが、
ここ、仕事に絡んだことしか書かれていなくて、あまりオモシロクナイ。
某同僚先生のブログは大変おもしろいのに、
オレのはどうもオモシロクナイ。
役には立つのかもしれないけど、
なんというか、オモシロクナイ。

で、ずーっと思っていたことには、
エッセイなり旅日記なり、
仕事とは関係ないことを思いつくままに書いてみたかった。
ところが、これがなかなか難しい。
いざ書くとなると、書きたいことが思いつかないし、
友人に対する私信のようなものだとこれはこれでオモシクナイ。
たまーに、ああこれはいいかもというネタを思いつくこともあるのだが、
そんな時に限ってパソコンがないなど書く環境にない。

そんなこんなを言い訳にして、
長らくそういった類のものを書いていなかったのだが、
先日ブログ用スマホアプリを導入したところ、
こいつがだいぶ便利なことに気づいた。
これならいけるかもしれない。
そんな気分になったので、半日くらいかけてフォームを作り始め、
よーやく今こいつを書いている。

とくにオチや伝えたいことを考えたりせず、
思ったことを思ったままにただひたすら書くだけの予定なので、
そのつもりで読んでいただければ幸い。
つぶやき改め、長いひとりごとみたいなもんですな。

ただ、ここまで書いて気づいたことには、
オモシロクナイ、が、これで解消するのかは極めて疑問。
まあ、ないよりまし、と考えよう。




そういう回は写真なんかものっけてみよう。
これは横浜のとある片田舎で。
空がきれいだった。


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2018/04/08 18:45
休暇中。
横浜のカフェにて。


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Update 2018/04/08
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谷中研究室で研究したいと考えている人へ

谷中研究室で研究したいと考えている人への案内です。
卒論・修論についてがメインですが,それ以外の人への案内も少し含みます。
一般的な研究室の選び方についてはこちらをご覧ください。

まず,指導可能な研究ですが,
障害,特別支援,心理学,脳科学,発達,
のいずれかのキーワードにかすっていれば大丈夫です。
特別な方法論(装置・設備)としては,脳波・近赤外分光法・視線計測・(MRI)・子どもを観察できる部屋・心理生理実験室があります。
MRIは簡単には使えないので使いたい人は別途ご相談ください。かなりの覚悟がいります。)
上記方法論以外でも、質問紙や観察・面接など特別な装置を使わない研究であれば制限はありません。

僕の専門は脳科学・心理学の実験系の研究がメインで,質問紙を使った調査系の研究も少しします。
ただ,僕の専門はあまり気にしなくていいです。
なぜか。

それは知識面での指導にあまり重きを置いていないからです。
基本的には卒論生には卒論分野については学内で1番詳しくなってもらいます。
僕は知識ではなく,論文の書き方や論の立て方,批判的な思考といった,研究・学問のやり方を指導します。
研究を通じて,研究的な思考・表現を身につけてもらいたいと思っています。
これは卒業後研究を離れてもいろいろな場面ですごく役に立つと思います。

次に指導スタイル。
基本的にはメンバーそれぞれが自発的に研究を行うスタイルをとっています。
こちらからテーマを与えることはありませんので,各自の興味に沿って自分の責任で進めてもらいます。
自由です。
自由ゆえの苦しさはあると思います。
僕の指導方針・スタイルだと卒論生4人くらいまでなら可能かなー、と思っています。

研究室に所属するにはいくつかの方法があります。
正式なものとしては鳥取大学・地域学部で3年次に特別支援教育コースに所属,4年次で研究室配属となるものです。
3年次は違うコースに所属していたけど,4年次で変わりたいということも場合によってはできます。
他大や他学部・他学科の学生さんは指導教員に相談して指導委託という形で研究することもできるかもしれません。
これはケースバイケースですので相談してください。
院生の場合は事前にコンタクト取っていただいた上で,院試を受験をしてください。
また,うちの学部・コースですと地域調査プロジェクトという授業がありますので,僕のをとるとお試し卒論体験ができます。
ただ、大変です。

また,正式ではないが研究や勉強したい,という人については正課の教育に支障が出ない範囲で受け入れます。
例えば,まだ2,3年生だけどもう研究したい,などという場合がこれに当てはまります。
就活や教採対策で4年次だけで研究をやろうとすると確かに大変ですので,早めに着手するのはオススメです。
ご相談ください。
早くに着手すると研究のクオリティーは上がりますので,
学会発表や学会誌等への投稿論文発表ができるかもしれません。
卒論生でも学会発表する人は結構います。

あとは,院への進学を考えている人。
進学先の大学院で行う研究に近い分野の教員が学部内にいる場合はそちらで卒論を書くことをオススメします。
いない場合,もしくはどうしてもうちの研究室がよい場合は進学後の研究を見据えて研究を進めていくことになります。
可能な範囲で進学後の所属研究室の教員に研究のアドバイスをもらうといったことも考えられます。
この場合は4年からでは間に合わない可能性がありますので,早めに着手したほうがよいかと思います。
早めにご相談ください。

以上研究案内でした。
参考になれば幸い。



これまでの主な卒論・修論の指導テーマ。
「ほめの効果がない状況における自尊感情の影響」
「聴取場面におけるイメージ鮮明性と描画方略の関係」
「「ずるい」の構成概念と生起要因と消失要因の研究」
「漢字の再生における空書行動の出現と効果」
「児童発達支援に携わる上での職員の困難感と経験年数の関連性について」
学童保育における指導員の発達障害児に関する専門性と困難感の関連」
「日本語を第一言語とする英語学習者の英文読解においてトップダウン処理がボトムアップ処理に及ぼす影響について」
「通常学級の担任教員が各関係機関との連携に対して抱く困難感について」
自閉症スペクトラム障害児をもつ親の夫婦関係と抑うつ感の関連」
「通級指導教室に通う子どもをもつ親の支援ニーズと特性の受け入れ方の検討」
「大学生の注意欠如・多動症者の攻撃性に対する自尊感情の媒介効果の検討」
「知的障害児者に関する余暇研究の余暇の偏りの質的検討」
発達障害特性をもつキャラクターに対して大人と子どもそれぞれが抱く印象」
てんかんに関する知識とてんかんを持つ人への雇用意識の関係」
「選択的注意と抑制機能の関係」

2023年度は鋭意テーマ選定中。



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Update 2023/02/01
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卒論指導教員(研究室)の選び方 No.4 その他もろもろと決め方

このシリーズもいよいよ最終回。

前回までに決め方の3つのポイントを書きました。
これに加えて重要な点があります。
それは所属学生数。
いくら3つのポイントがパーフェクトでも,
人数が多すぎる場合はうまくいかないことがあります。

研究室の体制(教員が1人でやっているのか,複数教員で運営しているのか,教えてくれる院生がいるのか)や指導スタイルにもよりますが,
研究指導ということになると,僕の場合だと,卒論生は4人ぐらいが限界ではないかと思っています。
院生や研究員,助教等のスタッフがいると指導可能な学生数は増えます。
ですので,希望者の人数を見てあまりにも多い場合で,
他に候補になる教員がいる場合はそちらにすることも考えたほうがよいでしょう。
卒論は大作になりますので,見る側もだいぶ時間をとられます。
それが同時にたくさん進行し,しかも見てほしい時期(発表前や提出前)もだいたい同じ。
そうするとあまり人数が多い場合にはじっくりと見てもらえないことになります。
時間は有限ですのでこれは仕方のない現象ですね。
ちなみに,知り合いの大学教員は卒論提出〆切日の1日前に6人から一気に卒論が送られてきた,と言っていました。
その教員は徹夜で読んでコメントをしてあげたそうですが,
人数が多すぎるとこういうことが日常起こることになります。

これらのことを踏まえながら,
自分の目的・重視するポイントを考えて決めていくことになります。
例えば,研究者になるために大学院に行きたくて分野も大体決まっている,ということになれば,
論文の質が高まることを重要視して決めることになります。
就職するのであれば希望する職種と関連したテーマを選ぶのもよいですし,
純粋な興味で学問としての研究を楽しんでみるというのもよいと思います。
就職組の学生さんと話をすると前者が非常に多いのですが,
研究を楽しむというのは大学時代しかできないことですので,
後者のスタイルで選んでみるのも悪くないと思います。
人生のある局面でひょんなことからつながったり役に立ったりすることもあります。
仕事に関連した勉強は就職してからずーっと続くことですので,
あえて大学でそこを選ばなくてもよいのではないか,というのが私見です。

以上,卒論指導教員(研究室)の選び方でした。
参考になれば幸い。



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Update 2018/04/01
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卒論指導教員(研究室)の選び方 No.3 教員との相性

このシリーズも3回目。

3つ目は教員との相性です。
前回までに書いた専門性や指導スタイルも広い意味では相性と考えることもできるかもしれませんが,
ここでいう相性は早い話が好きかそうでないか,です。

そんなんで卒論指導教員を決めていいのか,という意見も聞こえてきそうですが,
僕はいいと思っています。
なぜか。
1年から2年,結構密にやり取りすることになるので,
やはり人物的に相性が合わないとなるとキツいです。
特に合わない場合は研究の進行に影響してしまうかもしれません。
専門性や指導スタイルと天秤にかけながら,
この点も考えながら選ぶというのがよいように思います。

もうひとつ,相性が大事な理由があります。
大学の教員との関係が卒業研究に限られるのであれば,
好き嫌い的な相性はさほど重要ではないのですが,
それ以外のことで役に立つ場合があります。
例えば,就活や将来のことなどの相談にのってもらえることがあります。
研究以外の学問や本の話を楽しむといったことができる場合もあります。
卒業後困った時にアドバイスがもらえるかもしれません。
場合によってはそういう関係が一生ものになる場合もあります。
こういう研究以外の関係となると教員との相性がだいぶ効いてきます。

相性に関しては授業やら話にいった感じやら,
普段の印象を直感で判断するしかないとおもいます。
これを読んでいる人がまだ2年生以下でしたら,
今のうちからいろいろな先生のところに遊びに行ってみるといいと思います。
ただ遊びに行くのは気がひける場合は,
質問を口実に押しかけてみるのをお勧めします。
その時に進路や卒論の話をしてみると結構話をしてくれると思います。

卒論指導教員(研究室)の選び方 No.4(最終回)へ続く



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