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英語(なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 4 )

このシリーズもはじめに含めて4回目。
教養、読む力に続いて次は、英語。
意外に思われた方も多いかもしれないが、
これは教養にも読む力にも通ずる大事なスキルだと思っている。
さて、そのココロは。

英語が使えるとかなり世界が広がるのだ。
考えてもみよう。
世の書物もホームページも論文も、
情報という情報は日本語よりもそれ以外で書かれたものが多いのだ。
その中でも英語は使っている人が多い。
ここから情報を取れない、というのは大変もったいないと思わないだろうか。
これに加えて発信やコミュニケーションができたらさらに世界が広がる。
でしょ?
時々学生さんが英語だからこの論文は読まない、というのを見てこれはもったいないなぁ、とつくづく思うんだ。
そしてこの能力はかなりつぶしがきくので、社会に出てから研究以外のシーンで大変役に立つ。

ここでいう英語力というのは、TOEICの得点とか英検何級とかそういうのをさすわけではない。
英語から抵抗なく情報をとれる、を指す。
別に辞書を使っても少しくらい時間がかかってもいい。
最初から英語をシャットアウトするのではなく、苦手なら苦手なりに情報をとれるようになれればまずはよしだと思う。
もちろんその延長に、スラスラ読める、情報発信、コミュニケーションなどがある。
そこまで進めればよりよい。

いや、待ってくれ。
自分は英語は苦手すぎて出来るようになるとは思えない、という学生さん。
大丈夫、語学についての経験は裏切らない。
かけた時間数、読んだ文章の数だけ、使えるようになる。
もちろん伸びやすい人伸びにくい人というのはいるが、伸びにくい人も過去の自分と比べるとちゃんと伸びていく。
苦手だ!と言っている人で英語をコツコツやった人にはあまり会ったことがない。
まずは英語の簡単な本を数冊読んでみてから、英語できないと言ってみたらよいと思う。

じゃあどうやって勉強するか。
これは僕は専門じゃあないので、経験談でのアドバイスしかできない。
なので、専門的な方法論についてはその道の先生なり書物なりに譲る。
ただ、がんばっているのにうまくいかない人にはいくつか特徴があるように思う。

ひとつ目は発音を軽視している。
昔の僕がこれだった。
しかし言語は音声が先で、文字は後から発明されたもの。
発音の基礎がしっかりしている方がいろいろと楽だと思う。
綴りの覚え方も発音に基礎を置いたものがあるので、そいつを使えないというのは非効率。

2つ目は受験型勉強法に終始しているパタン。
これは少し出来る層に多いか。
この人たちはTOEICのスコアを伸ばすとか英検をパスするために過去問ばっか解いていて、これを英語の勉強と勘違いをしている。
これはテストの得点は高いのだけど、語学力という意味では得点ほどではない。
このタイプは、テストのテクニックを習得後テスト得点が伸び悩んでしまう人が多い印象。

で、もう一つがコツコツできないタイプ。
語学は毎日少しずつでも、コツコツやることが大事。
やろうと決めたものの、気づくと2ヶ月英語読んでない!ということがある。
そんな人も多いのでは?

じゃあどうやったらいいの、という方。
特別なことは何もいらなくて、本当にコツコツと毎日やるだけ。
僕の場合は最初はNHKのラジオ英会話と大学の授業に基礎をおいた。
NHKの講座は安くてクオリティ高いのですごくおススメ。
最初はやさしめの講座にして、あとは例外なく毎日聞く。
これだけで1年後はかなり聞けるようになる。
もし可能なら電子版のデータを買って、音楽プレーヤーに入れて繰り返し聞いてみるとまたよい。
大学1,2年生なら授業も使える。
英語の授業は週1であるので、教材を予習がてら全部和訳していく、それだけでコツコツ読んだことになる。
テスト勉強なしで単位が取れるおまけ付き。

次にやったのが読みまくること。
語学は多読と精読だと聞いたので、数をこなした。
これで役に立ったのが、 Oxford Bookworms Libraryシリーズ
こいつは自分の語彙力に合わせて文を作ってくれているので、レベルにあった本であればあまり辞書で調べることなく読み進められる。
数冊読むとね、ちょっと読めるようになるのだよ。
ある程度読めるようになれば、むこうの児童書を原書で読んでみるのもよい。
僕はハリーポッタードリトル先生をいくつか読んだ。
最近は電子版なんかもあるから、iPadあたりで読んで辞書もiPad英辞郎(アプリ)あたりを入れておけばどこでもサクサク読める。
いい時代だね。
3,4年生であれば専門の英語論文でもよい。
ゼミで発表とかを考えると精読になるし、専門の勉強にもなる。
大学だとかなりの国際学術誌がタダでダウンロードできちゃうし。
英語の教科書も悪くない。
あっちの教科書はカラフルで本当におもしろい。
専門分野の教員に相談するとその分野の名著と呼ばれる教科書を紹介してくれる。

さあ、ここまで読んでも自分には出来ない、と思っている諸君。
実は僕もそうだった。
僕の中高までの英語レベルは本当にひどかった。
中学の時は下から数えた方が早い得点だったし、高校の時には先生から出来なすぎて呆れられたくらい。
高校の時には偶然追試を免れたら同級生達からカンニングを疑われた程、本当にできなかった。
英語を使う仕事には就かない!と勝手に決めていた。
今の英語力は大学に入ってから得たもの。
今でも得意ではないけれども、抵抗感がないくらいまでには持っていくことができた。
この記事を誰に1番読ませたいかといえば、勝手に英語を諦めきっていた若き日の自分。
そんなわけだから、まあ、君らもがんばれ。




羽田空港にて。


なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 5 へとと続く


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2018/08/04 17:40
読書時々書き物。
丸の内スタバにて。


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Update 2018/08/04
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