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ロジカルな思考力(なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 5 )

大学に来たのであれば絶対に身につけたい能力がコレ。
コレを身につけないで出て行くのであれば、もう大学に来た意味はない、と言ってもいいほど大事な能力だと思っている。

ちなみにロジカルな思考とは、話の筋を通して考えること、理屈が正しいこと、みたいな意味。
なにが正しいのかを考える力、と言ってもよいか。
その一つとして物事を批判的に捉える、批判的な思考というものがあると思っている。
そしてコイツ。
高校までにはあまり磨くことのない能力だと思う。
高校までは国が認めた教科書があって、かなり内容のしっかりした教材で勉強していた。
そのため、内容があっているか間違っているか、ロジカルな思考を駆使しながら読んだり聞いたりする必要はあまりない。
時間も限られているし、精査せずにさっと学び取る方が効率がよい。
ところが大学以降はそうはいかない。
専門分野の最先端な知見ほどなにが正しいかわからない状態で、個々人がロジカルな思考をもとに正しいと思うものを選びとっていかなければならない。
これは社会に出てからもそうで、専門分野に限らず、あらゆる分野にその力が必要になる。
ね、大事でしょ?
これがないと、だれか偉い人が正しいと言っているものを盲目的に信じるしかなくなってしまう。

さて。
じゃあこれをどうやって磨くかといえば、大学で用意されている、ゼミやレポート課題、卒論なんかを利用する。
もちろん、ゼミや卒論では専門性も磨くこともできる。
が、その過程でこの能力を身につけることができるのだ。
ただし、各自がこの能力を身につけることを意識しておかないと身につかない。
ただゼミへの参加や卒論をやっだだけで勝手に身につくわけではないことには注意しておきたい。

では具体的にはどうしたらよいのか。
まずは批判的な思考をみがくことを心がける。
例えばゼミなら必ず質問をするようにしよう。
発表している内容は本当に正しいのか考えながら質問してみる。
なるべく批判的なものがよい。
発表者の主張に根拠はあるのか、根拠は正しいのか、などなど。
わからなければ発表前に資料(元の研究論文など)をもらって予習してからゼミに挑むとなおよい。
内容がわかっていると、ゼミの他のメンバーや教員が鋭い質問した場合にわかるので、勉強にもなる。
ただ、批判の具体的なやり方についてはかなり長くなるのでここでは書かない。
ゼミを担当している各先生方に聞いてみるとよいと思う。
僕の別シリーズ、研究をしようシリーズも参考になる。

これをやっていると批判的な思考がどんどん磨かれていく。
こいつが育ってくると、自分がこれからやろうとしていることや、それに関する文章や発表などについても批判的に眺めることができる。
その批判をかわすためにどうしたらよいか考えることができれば、それはロジカルな思考そのもの。
これはレポート課題や卒論でもみがくことができるが、レポート課題に関しては続編の書く力に、卒論に関しては研究をしようシリーズで詳しく書くのでそっちを参考にしていただきたく。

これね、大事なわりに、この方法がよい、というのや、この本で学べる、というのがない。
大学にいる間に意識しつつ、もがきながら、学業活動の総体として学び取ってもらいたい。
がんばれ。




ロング露光で遊んでみた。
川崎の工業地帯か。


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2018/08/25 18:47
のんびり中。
定番駅前ドトールにて。


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Update 2018/07/14
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