週刊雑記帳(ブログ)

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スペースのはなし

TwitterにSpaceという機能がついた。
現在はスマホアプリからのみ利用可能なようで、PCやタブレット経由の方は名前しか聞いたことないかもしれない。
学生さんや有名ツイッタラーがよく利用しており、ちょっと気になっていた。
どんな機能かといえば、公開おしゃべりとそれを視聴するというもの。
誰かがホストとなりおしゃべりの場を設定、そこにリスナーとして聞きに行く。
本人がリクエストして許可されるか、招待されるかした場合、スピーカーとして喋る側に混ざれる。
まあ、clubhouse Twitter版といった感じだと思う。

で、このSpace。
鍵付きのアカウントでも関係なく参加できる。
参加しているアカウントは参加者間で共有されており、ホスト、スピーカーとして参加するとアプリ上部にSpaceのマークが表示されフォロワーさんにも参加していることが知られる、という仕様のよう。
リスナーとして参加している場合は、アプリ上部の表示を通じてフォロワさんに知られるということはないよう(ちょっと自信なし)。

というあたり、なんだかよくわからず、使用を躊躇していた。
有名ツイッタラーのを聞きに行く、知り合いのを聞きに行く、などを繰り返しつつ様子を見ていた。
音楽を紹介しながら喋るという、ラジオパーソナリティ的なのをやってみたいと常々思っており、これが実現できないかと考えたりしていた。

が、先日。
いつもの花金でにわかに酔った。
酔うといつもとは思考パタンが変わるのもので、ちょっと試してみよう、という気になった。
特に何も考えずに、「懐メロについて語る(テスト)」とスペースを設定。
10分だけ、どういう感じになるのか、機能テストをすることにした。
よく絡む学生さんが2、3人来てくれるだろうから、ちょっと教えてもらいつつ、試してみる、という思惑。

ところが。
これがいけなかった。
ホストになること1分強。
酔っ払ってポーッとしているうちに、一気に二桁のリスナーが参加。
軽くパニック。
だいたい、なにをするかを全く決めていない上に、こちとらヘベレケ末期の酔っ払い。
頭が全く回らない。
リスナーには学生さん多数以外に、同業者っぽいフォロワーさん、鳥取クラスタのフォロワーさん、初見のリスナーさんもちらほら。
結局、よく慣れた学生フォロワーさんにスピーカーとして助けてもらい、2時間強しゃべり続けることとなった。

で、以下、感じた点を備忘録的に。
まず、音楽を紹介しながらというのが難しい。
YouTubeで好きな音楽を紹介しつつ、しゃべりたいのだが、おそらく聞き手にこれを求めるのが難しい。
リスナーはYouTubeを開くと、おそらくスペースの声が聞こえない。
つぶやきながらYouTubeのリンクを紹介、というのはやったことあるのだが、スペースではひと工夫いるか。
他にも、ホストの側は音源を探すために端末が複数必要なこともわかった。
音源映像を探している間が無言になるので、おしゃべり役がもう1人いるとラクか。

こちらの声がどう聞こえているかがわからない、というのも困った。
音楽を流しつつ、みたいなこともやってみたものの、リスナー側では聞きにくかったのじゃないか、と思った。
声については、スピーカの人数が増えると発言者の表示にタイムラグが生じて誰が発言しているのかわからなくなる。
スピーカの人数をうまくコントロールするのも必要な気がした。

あとは、誰が聞いているかわからない、ということの問題も強く感じた。
どういう人が参加しているのか、バックグラウンドがわからないので、これはそういうものだと意識しておいた方がいいな、と思った。
知り合いの知り合いが信頼できるかはわからないし、そもそも知り合いの知り合いではない可能性もある。
これは仕様なので、最初からわかっていたことではあるが。
しゃべることで一気に親近感がわく、というのは、いい面でもあり怖い面でもあると思う。
これはユーザの皆さんも気をつけたほうがいい。


そんなわけで、そのうち仕切り直しでやってみようと思っている。
1時間くらいの予定で、前々から告知して、テーマ縛りとかでいきたい。
音楽談義もいいのだけど、学問的なおしゃべり回も悪くない。
まあよろしければ聞いていただいて。

ではまた。




f:id:htyanaka:20210606225604j:plain 渋谷ですな。


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2021/06/01 14:33
今日は創立記念日でお休み。
鳥駅スタバにて。


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Update 2021/06/01
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