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本の紹介,「竜馬がゆく(司馬遼太郎(著),文春文庫)」

竜馬がゆく
司馬遼太郎(著)
難易度:☆


本の紹介コーナを思いついてもう数年がたった。
実際に記事を書き始めて半年。
専門系の本ばっかの紹介であった。
ただ,このコーナもともとは誰かの本探しのヒントになれば,と思い立ったもので,
専門書以外もどんどん紹介したいと思っていた。
で,ようやくその第1回目の記事となった次第。
第1回は大好きなこの本で行くと決めていた。

タイトルは有名なのでご存知の方が多いと思う。
幕末の異端児,坂本竜馬の半生を歴史小説として描いたもの。
坂本竜馬というと土佐の人で,薩長同盟を結んだことなどが有名。
ただね,この人いろいろとすごい。
特にすごいのが,活躍していた時期彼は土佐藩から離れていたこと。
一介の浪人である。
その浪人が仲間を募り,軍艦を手に入れ,
最終的には幕府に大政奉還をさせてしまうのだからもう本当にすごい。
薩摩の西郷隆盛にしろ長州の桂小五郎にしろ,
所属している藩が大藩であるというバックグラウンドがあって,
それを動かして幕府を倒したわけで,そういう点で竜馬は彼らとは大きく違う。

さて。
そんな竜馬であるが,その半生のすごさからこの本が好きなのではない。
司馬遼太郎の描く坂本竜馬という人物がとても魅力的で好きなのだ。
飾らないでボーっとして時流に流されているようで,人には流されない。
生き生きとしていて明るくて,常に前向き。
うまく言葉にできないが,強烈に人をひきつける魅力がある。
また,師・勝海舟や薩・西郷隆盛など登場する脇役陣もたまらない。

司馬遼太郎というとおじさん向けで難しそうというイメージを持たれている方も多いと思うがそんなことはない。
もともとは新聞小説なため,文章は平易で読みやすい。
司馬遼太郎独特のユーモラスな表現もまたよい。

ちなみに僕がこの本と出合ったのは高校生の頃。
たまたま入った古本屋に1巻があり,
なんとなく買って読んでみたところどはまりした。
この本からだいぶ影響を受けており,
何かあると読み返す大事な本でもある。
本格的に本を読むようになったのはこの本からなので,
そういう意味でも大きな影響を受けているか。

まだ読んだことない人は挑戦してみてはいかがだろうか。



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Update 2017/10/07
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