週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

最後の夏休みの過ごし方( 研究をしよう49 )

全国の卒論生・修論生に向けての記事。
前期も終わって、後期までの間学生生活最後の長期休みがやってくる。
今日はここの過ごし方の話。
なお、想定している前提情報は以下。
理想の進度:研究計画は完了、調査実験等の本体部分を実施中かその準備最終段階
研究に使っている時間:平日1限から4限を研究に充てている程度
詳細については以下に詳しい。
卒業研究のスケジュールを考える

まず、研究が想定より進んでいる場合。
この場合は進んでいる時間分を夏休みに充てることができる。
研究をするもよし、長期休暇を取るもよし、好きに過ごしていただいて問題はない。
ただ。
気をつけることも少々。
1番は遅れを生まないようにすること。
長期休暇は長いので、気を抜き過ぎると進んでいた時間的余裕が全て消えるどころか、遅れてしまうことすらありうる。
また、「卒論生はどこで詰まるのか」にも書いたことなのだけど、あまりにも長期間研究から離れすぎると、今やっていることを忘れてしまう。
この場合、思い出すところからスタートになるので、考えている以上に時間が取られる。
これも計算に入れて、決して遅れが生じないように学生生活最後の夏休みを楽しんでほしい。

次が、進んではいないが遅れてもいない、順調なタイプ。
このタイプは、このまま研究を続ける。
卒業研究のスケジュールを考える」は長期休暇で長期離脱することは想定して書いていない。
つまり、コツコツと平日研究を進めないと、遅れが生じる。
まあ、世間様と同様、お盆休みに1週間くらい抜ける、というくらいなら問題ないので、その範囲で最後の夏休みを楽しむのがいいと思う。
なお、3年生までと同じように、バイト+遊びに行くあたりで長期離脱すると、長期休暇明けに大幅な遅れが生じてえらいことになる。
たまーに、そういう学生を見るので気をつけたい。
ただ、ここまで計画的に順調にできているので、ほとんどの場合は問題になることはない。

さあ。
問題は遅れが生じているタイプ。
この記事は、このタイプの学生に向けたと言っても過言ではない。
そしてこのタイプ、多数派である。
遅れている理由にはさまざまなものがある。
もし、今までちゃんと時間を割いているのに遅れている、と言うことであれば、まあ問題はない。
夏休みもそのまま続けてほしい。
問題は、就活・部活など、他に打ち込むことがあって時間を使っていないタイプ。
たいていは、後から遅れを取り戻す、と決意してそれよりも大事な活動に打ち込んだことと思う。
なので、前言通りであるならば、ぜひ夏休みに全力で遅れを取り戻してほしい。
何度も何度も恐縮なのだが、平日日中の時間を全て研究に充てるくらいを通常の状態として書かれた想定スケジュールである。
よって、これ以上やらなければ遅れは取り戻せない。
よくあるのが、全く研究をしていなかった状態から、1日2,3時間やるようになってやった気になっているパタン。
確かに個人内比較だと大変やっているような気になるのだが、全然足りない。
平日日中の時間を全て研究に充てた上、さらに追加の研究時間をとってようやく追いつく。
くれぐれもこの点を間違わないようにしたい。
そして、この間違いを犯す卒論生はかなり多い。
極みは、遅れているにもかかわらず、なお、ほぼいつもと同じような夏休みを過ごしてしまう学生。
この場合、10月以降に遅れを取り戻すことは不可能に近い。
1ヶ月の遅れを6ヶ月で取り戻すのはできても、同じ遅れを4ヶ月で取り戻すのは並大抵の労力ではできない。
しかも、同じ遅れのままではなく、遅れが広がるということになるともう目も当てられない。
夏休みは2ヶ月あるので、1ヶ月の遅れが夏休みボーナスで+2ヶ月遅れるとなると、6ヶ月で1ヶ月分の遅れを取り戻すところ、4ヶ月で3ヶ月分の遅れを取り戻すという計算になる。
時間制約的に、全ての時間を研究に捧げたとしても、遅れを取り戻すのはほぼ不可能に近い。
さらにいうと、このタイプはそもそも見積もりがアマイので、10月11月くらいまでは遅れを積み増していく可能性がある。
当てはまるなぁ、って方、今からでも遅くはないから心を入れ替えて取り組むことをオススメする。

ちなみに。
遅れているタイプは、ほぼ例外なく後半、全ての時間が研究になる。
遅れがひどければひどいほど、余裕も失われ、睡眠時間も削られることになる。
平日6時間どころか、2ヶ月間、寝ている時間以外全て研究、しかも切羽詰まって常に焦っている、という精神状態になる。
さらに、これで遅れを取り戻すこともなく(そもそもそんなことは計算上不可能)、卒論で本来学べるはずだった部分も取りこぼす、ということになる。
悪いことは言わない。
当てはまる方は、ぜひ夏休みの使い方を見直してほしい。
夏休みは、遅れを取り戻せる最後の時間ということを肝に銘じておいてほしい。
本当に。

なお、「卒業研究の遅れは取り戻せるか」という、弟分の記事もあるので、コチラもぜひ目を通しておいてほしい。

今回はこの辺で。
ではまた。
検討を祈る。





いつぞやのタリーズにて。


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2025/08/31 21:59
出張移動中。
快速エアポート車内にて。



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Update 2025/08/31
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