コロナ騒動のあと、久しぶりに対面の学会に行った時、名刺を忘れるという失態をやらかしたことがあった。
あまりにも久しぶりすぎて、名刺を交換する、という学会でそれなりに大事な行為を忘れ去っていた。
僕は忘れん坊なタチなのだ。
さて。
そんな対面の学会にもなれ。
とある学会に行くことになった。
学会の会場に入り、自分の発表会場と時間を確認。
その日の夕方のセッションだということを確かめたところで、あることに気づいた。
ない。
発表用の資料が、ない。
そもそも作った記憶が、ない。
図や表は全て完成していて、あとはポスター原稿として配置するだけだ、あとでやろー、と思ったとことで止まっている。
サーっと、青ざめていく音が聞こえた。
実はこれ、夢ではよく見るパタン。
パスポートを申請してないことに空港で気づいて青ざめる、というのがよくあるやつで、最近では、まあこれは夢だからきっと大丈夫、と夢の中の主人公の気持ちが切り替わるくらいには、よくある。
夢なら、夢ならどんなによかったことか。
ああ、オレのバカ、オレのバカ。
発表は夕方。
現在はまだ午前。
材料は全部クラウドにあるので、パソコンさえあれば1-2時間で作成が可能。
すぐにリカバリーモードに。
幸いここは都内。
2時間で作って、30分でキンコーズ(セルフ印刷屋さん)に行けば、ポスターを30分で印刷してもう30分で戻って来れる。
発表までは2時間は余裕がある。
よし!かかれ!
ここで、あることに気づく。
パソコン、鳥取だ。。。
重いから置いてこ、とかなんとか、数時間前のオレは言ってやがった。
万事休す。
ふたたび青ざめる。
鳥取戻るか。
しかし調べると、発表に間に合わない。
戻りはどうあがいても夕方で、印刷の時間がない。
じゃあ、漫画喫茶のパソコン、、、と思いつくも、クラウドにはアクセスできてもポスター資料を作るソフトが特殊で入っていない。
パソコンを買って、ソフトも買って、で行くか。
いやしかし、間に合うのか。。。
もうなんというか、修羅場中の修羅場。
と、そこに、職場の同僚の姿が見えた。
そうだ、もしかしたら、と藁にもすがる思いで聞いてみたわけです。
「あ、いいですよ、そのソフトも入っています。」
ああ、神様ありがとう、本当にありがとう。
ただ、パソコンは宿だという。
ちょうど宿に戻るところだったから一緒に付いてこい、とのことで、もう喜んでお供させていただいた。
宿に戻る前にちょっと寄るところがあるというので、素直についていく。
寄るところ、というのがちょっと変わっていて、とある公園の花壇だったり、海に面した埠頭だったり。
最初は良かったのだが、次はここ、次はここ、といつまで経っても宿に行く気配がない。
そもそも風光明媚な名所的なところばかりで、切迫性が全く感じられない。
そうこうしているうちに、ちょっとずつ時間が過ぎ、作業時間が削られていく。
しかし、当の同僚はこちらの焦りなんかどこ吹く風で、実に涼しい顔をしているわけです。
いやーこれはやばい、やばいぞ!!
と焦りはいよいよマックスに。
そしてついにタイムオーバーの時間が近づいてきて、再び顔が青ざめたその時だった。
ふわっと、目が覚めた。
ただいま、夜中の3時半。
オン、自宅のオフトゥーン。
ではまた。
姫路のお城をパシャリ。
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2025/06/28 19:16
出先de執筆2本目。
中央林間のタリーズにて。
Update 2025/06/28
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