ラジオはよい。
とても、よい。
ん?なんか既視感があるな、と思った古参読者の皆様。
あなたは正しい。
まさかの、この記事の続編。
続編と言いながら、追加で番組を紹介するとかでもなく。
つらつらと、思いのたけを書いていこうというだけのなんの役にも立たない記事。
そもそも何がいいのか。
情報が聴覚に限られている点については前回書いた通り。
特に、声だけでその主のイメージを勝手に作り上げる、というのがとてもよい。
NHKラジオはだいぶ聞きまくっているのだが、ラジオだけで知っているアナウンサーやキャスター、出演者というのがいて、これは勝手に頭の中で人物像が出来上がっている。
たまにテレビで声の主のお姿を見ることがあるのだが、ずいぶんイメージと違うことに驚かされる。
好きな声、心地よい声、というのが存在していて、それが他の感覚情報に邪魔されずに受け取れるのもよいのかな。
ラジオから入った人と、テレビから入った人では声から受ける印象が全然別。
これは僕だけかもしれない。
他にもある。
ラジオ番組、結構攻めた番組が多い。
マニアックで、地上波TVじゃ絶対やらないよな、というような番組が結構ある。
流しっぱなしにしていると、時々そういう尖った番組に出会うのだけど、これがかなりおもしろい。
例えば。
ひたすら音だけで鉄道を楽しむ、というマニア垂涎の番組。
踏切の音を何種類も紹介してスタジオでわちゃわちゃやるとか、モータ音だけで、、、とか。
はじめて流れてきた時は驚いたが、この番組、週一レギュラーなんだとか。
アニソンだけにフォーカスして歌い手やら作り手やらを連れてきてマニアックに楽しむとか、パーソナリティが流れている歌を一緒に歌うとか、とにかくやりたい放題のレギュラーだけでも結構ある。
流しっぱなしにしていると、こういう尖った番組たちに不意に出会ったりして、こ、これはとなったりする。
特番はいよいよ尖った番組が。
音楽系だと、ひたすらxx年代ミュージックを生放送で数時間流しまくる、という番組なんかがある。
これはNHKの番組で、その世代のアナが複数人集まって、もうほとんど業務感ゼロで思い出に浸る、みたいな感じ。
とてもおもしろくて、普段ニュースを読んでいるお堅い感じアナが同僚アナから君付けで呼ばれながらおちゃらけていたり、して、その意外な側面を聞きながらいいなこれ、と思ったり。
たまーに、企画されるようで、そろそろ2000年代がやってくるのではないかとアンテナを張っている。
他にうわっと思ったのは、aikoの特番。
これもNHKだったか。
休日の午後にスタートして8時間以上、aikoについて生放送をするというもので、最後にはaikoがスタジオ入りするという代物。
アナウンサーも単なるaikoファンで、わーきゃー言いながら番組を進行するという、なんとも楽しい番組だった。
地上波でもYouubeでもなかなかできない企画だと思う。
そもそも。
番組にパーソナリティという人格をおいて、その人の色全開で内容が展開する、というスタイルの放送がテレビではほとんどない。
YouTube等のSNSだとその人の色全開の動画もあるだろうけど、視聴数を稼ぐことに重きを置きすぎていて色が強すぎる。
それに比べると、ラジオは程よくその人の色を出しつつも、数字を取ることに特化している感じはしない。
それが心地よいのかもしれない。
ニッポン放送・オールナイトニッポン10の森高千里の回とか、NHKふんわりの六角精児担当回とか、いくつかパーソナリティ目当てで聞いてしまう番組がある。
パーソナリティが好きで聞いたのではなくて、なんとなく流れてきた番組が出会いでパーソナリティが好きになる、というのが多い。
前に、単発企画で、立川志らくが好き勝手しゃべる番組があった。
別の番組を聞いていて、そのままほったらかしにしていたら流れてきたもの。
テレビやSNSでの発言からあまり好きではなかった人なのだけど、声で語りかけてくるその番組の師匠はよくて、好きになった。
「オレは嫌われるんだけど、全部声で聞くとまた違うんじゃないかと、この番組を、、、」とかなんとか言っていて、まんまと術中にハマった感じ。
お。
ムダに長くなった。
何が言いたいのかと言えば、ラジオいいよ、ということ。
今はスマホのアプリ(NHKラジオらじるらじる、radiko[全国の民法])で聞けるので、時々流しっぱなしにしてみてはいかがでしょ。
今回はこの辺で。
また。
横浜にて。
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2024/09/22 16:53
連休中日、終わる。
南町タリーズにて。
Update 2024/09/22
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