指導方針やメリット・デメリットなんかはすでに書いた。
こういう方針を書いているせいか、恐れをなして逃げていく学生さんの話をちらほら聞く。
でも、そんな恐れることはない。
大変ながらもみんな卒業していくし、他に比べて厳しいわけでもない。
ただ。
どんな研究室でも向いている・向いていないというのがあるもの。
そこで、うちの研究室はどうか、僕の主観で書いてみることにした。
研究室選びの参考にしていただけたら幸い。
なお、指導方針やメリット・デメリットを読んでいない人は、こちらを先に読んでいただいて。
なんといっても向いているのは、研究に時間を使う気がある人。
ほぼ、これに尽きる。
できるできないはあまり関係がない。
なぜなら、種々の能力は研究活動の中で身につけるため。
研究室配属までにこの力を身についておいてほしい、みたいのはあまりない。
もちろん、身につけておくと研究がはかどるよ、みたいなものはあるのだが、それらは研究室配属になってからコツコツ身につけていただくので問題がない。
そんなことよりも、大事なのは研究に時間を使えるかどうか。
これは指導方針とも関係する。
僕の研究室はテーマ設定が自由。
自分でミニ専門家になってもらい、研究のテーマを自ら設定してもらう。
これにはかなりの時間を要する。
山のように論文や書籍を読まなくてはならず、これにはかなりの時間が必要というのはわかっていただけると思う。
こちらからはテーマを与えないので、未熟な研究能力を鍛えつつ、テーマを設定して研究計画を練っていくことになる。
これにも相当な時間が必要。
ではどのくらいの時間を想定しているかと言えば、平日の日中が研究メインになるくらい。
まあ、1,2年生のころ授業に使ってた時間を、まるまる研究に使うくらいを考えていただければ。
というか、そのために4年生の授業がスカスカになるようにカリキュラムが設計されている。
でもまあ、これは基本なので、就活等で研究時間が少なくなるとかは工夫でカバーすれば問題ない。
なぜ時間を求めるのかといえば、卒業研究を大学教育の集大成だと考えているから。
教員としてそばにいるとわかるのだが、卒業研究に時間をかけて本気で取り組むと、学生さんかなり伸びる。
それは研究能力に特化したものではなく、社会人になってから役に立つものばかり。
これはホント。
というわけで。
僕の研究室に向いている人
・研究に時間を使える人
・自由にやりたい人
・研究能力を身につけたい人
・研究を通じて色々な力をつけたい人
僕の研究室に向いていない人
・研究に時間を使えない人(ライトにやりたい人)
気にしなくていいこと
・能力や成績
→時間が使えるのであれば問題なし
・特別支援教育への興味
→特別支援教育以外のテーマでも可(詳しくはコチラ
)
と、まあこんなところか。
では今回はこの辺で。
また。
鳥取市内にて。
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2021/09/04 20:27
夏の終わりに。
鳥駅ドトールにて。
Update 2021/09/04
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