雑記帳(ブログ)

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院に行きたい人が知っておきたいこと(大学院へ行きたい人へ6)

僕は地方国立大の学部経由、大手国立大学・大学院(修士)というコースをたどった。
周りには院への進学を志す人がほとんどおらず、研究大学の学生なら当然知っていることを知らなかった。
そこで、当時の僕を想定しつつ、知っておきたいことをいくつか書く。

事前に指導教員にコンタクトをとる

当たり前のことなのだが、試験前に指導教員にコンタクト取っておくことがマスト。
僕は学部が研究研究したところではなかったので、そんなことは知らなかった。
学部生の時に受けた大学院は3つあったのだが、どの募集要項・案内にもそんなことは書いていなかったため、事前コンタクトを取らずに入試を受けるという暴挙に出た。
合格後進学先を決めるために各教員のところに話を聞きに行った際、どの教員からも驚かれ、あぁ事前訪問が基本なんだ、と知った。
内部進学や研究大学に学部からいる学生にとっては当たり前の話だったらしく、そんなの知らないよー、と思ったもの。

では、いつぐらいにコンタクトを取ればいいか。
3年生の後半か、遅くとも4年生の前期のうちに行っておきたい。
試験前に慌てて行くとあってもらえない可能性もある(試験の不正の可能性とか忙しいとか色々ある)ので、時間に余裕をもってアポを取りたい。

なお、会いに行くのであれば、その先生の著書や研究室の論文を数本は読んでから行くといい。
できれば、それらの論文と自分のやりたいことを結びつけて話をすることができれば吉。
慣れてなくて緊張するかもしれないので、あらかじめ聞きたいことを考えてから行くのも大事。
きっと有意義な時間になると思う。

授業以外は研究室が大学院生活の基本

大学院生も学生なので授業がある。
では授業以外は暇なのか、といえば全くそんなことはない。
基本的には研究室に机が与えられるので、そこで研究したり勉強したりすることになる。
大学生とは根本的に異なり、毎日登校して研究室に詰める、という生活になりがち。
修士の院に進学して1週間くらいで、あぁこれは給料が出ないだけで仕事をしている感覚に近いな、と思った。

研究室の運営スタイルにもよるとは思うが、僕が在籍した大学院2つについてはほとんどの研究室で平日に研究室が基本だったと思う。
これは分野によってちょっと異なるかもしれない。
バイト三昧でほとんど大学に行かない、みたいな生活を考えているのであれば、研究大学の大学院はやめておいた方が無難かもしれない。
この点は、研究室訪問などをして先輩たちに聞いてみるといいと思う。

経済的なこと

結構大事なのがこれ。
まず、大学院は学部に比べ奨学金の額が上がる。
大学院の中でも修士より博士の方が高い。
博士課程の場合、無利子奨学金の額が月2桁万円になる。

大学が経済支援をやっている場合もある。
多いのはアシスタントとして雇用するというもの。
修士だとTA(Teaching Asistant)、博士だとRA(Research Asistant)として雇用して、授業補助や研究補助として雇用することで経済的な支援をする。
他にも、独自の給付をやっていたり、奨学金を出していたりすることもある。
大学だけでなく、研究科単位、専攻単位、研究室単位で雇用による支援をやっていたりするので、経済的に不安がある人はこの辺りを調査して進学先の判断材料にしたらいいか。
なお、博士の場合、学術振興会特別研究員というのになって、最低限暮らせる収入と研究費をもらう方法もある。
これについては、次回詳しく書こうと思う。

経済的なことで大事なもう一つが、指導教員が研究経費を出してくれるかどうか。
大学院生ともなると、出張で学会に行くなんてイベントが増えてくる。
研究室によって、これらの経費を出張費として出してくれることがある。
また、ちょっとした書籍を購入してくれたり、PCを用意してくれることもある。
これは、研究室の教員がどれだけ研究費を持っているかで決まることが多い。
あとは、教員がケチか太っ腹か、も関係する。
経済的な面を重視する人は、この辺りもしっかり調査しておくといいか。
教員にそんなこと聞きにくいという人もいるかもしれない。
その場合は「学費以外に、学会参加とか研究経費とかにどれくらいお金かかるか教えて欲しい。学部生のうちにバイトして貯めておく。」と聞いたらいいか。
出してくれる教員なら、これの答えでそうとわかる。
ストレートにこれだけお金かかるから貯めておけ、と返ってきたら、出してくれないということ。


ではでは今日はこの辺で。
また。




f:id:htyanaka:20210329173041j:plain 鳥取市内にて。


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2021/03/27 21:35
休暇中。
北ジャススタバにて。


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Update 2021/03/27
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