去る9月1日。
僕はめでたく四十の大台に乗ることになった。
四十といえば、中学生の時の人生計画だとすでに中3の息子がいて、本気のキャッチボールをしている、というはずの年齢。
いろいろと思うところがあり、散々だった30代を振り返りつつ、その日を厳かに迎えよう。
このように考えていた。
さて。
時は8月31日月曜日。
いつものように、早起きをして仕事に向かった。
が、体調がすぐれない。
いつもの朝食、すき家の牛丼ミニツユ少なめを食すも、なんだかしっくりこない。
なんだろう、この違和感、と思いつつ職場についたものの、いよいよ体調がおかしい。
頭がぐるぐるするというか、めまいのようなものがする。
お腹もゆるくなっていて、違和感が半端ない。
これは、ダメだ、少し休もうと研究室のソファーに横になり2時間ほど様子をみる。
2時間後、のこのこ起きてみるも、体調は絶不調。
体温を測ってみると38℃近くある。
ああ、そういうことね、と帰宅を決定。
フラフラしながら満身創痍で無事帰宅。
寝床につくことになった。
この後がまた悲惨だった。
お腹のゆるさはマックスになり、ご飯は全く食べられない。
熱も39℃台まで上昇し、もう何もできない。
困ったことに寝ることすらできないくらい、お腹、熱、めまいにやられた。
当然、30代の振り返りどころのはなしではない。
そのまま、9月1日の誕生日を迎える。
もう前日朝食べたすき家の牛丼(ミニ、ツユ少なめ)以外何も食べていない。
が、それでもないお腹のゆるさは絶好調で、体温も絶好調。
あまり寝れないまま、夜は明けた。
午前中様子を見てみるも全くよくならないので、病院に電話。
コロナかなぁと思いつつ、ドキドキしながら病院へと向かった。
「感染性胃腸炎ですなぁ。」
かかりつけ医大先生のありがたいお言葉。
おそらく細菌で、血液検査の数値としてはかなりひどい値が出ているとのこと。
点滴を打ってもらい、しばらく安静にしてね、というアドバイスをいただき、帰宅と相成った。
結局、その日は何も食べられず。
次の日の夕方くらいに、ようやくプリンが口に入るようになりました、とさ。
記念すべき四十路の誕生日に、飯は食えず点滴を打ってウンウン言うというのはさすがに予想不能だった。
厳かに迎えるはずだったこの日の予定は全ておじゃんとなり、極めて波乱の幕開けとなりました、とさ。
まあ、四十路に起こるであろう全ての厄災がこの日に済んでしまった、と考えることにする。
なお、8月31日の前日に食べた大好きな海鮮丼は、3ヶ月が過ぎた今も怖くて口にできないでいる。
いやしかし、コロナじゃなくてよかった。
本当に。
ではまた。
久松山かな。
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2020/12/13 18:44
疲れましたなぁ。
鳥駅ドトールにて。
Update 2020/12/13
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