週刊雑記帳(ブログ)

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高校教員(僕のなりたかったもの6)

さあいよいよ、今の僕を見て予想つくものが登場。
高校教員。
こいつになりたい、という時期がかなり長いこと続いた。
ただ、なりたい、と思った時期はかなり遅い。

僕はちょっと変わった経歴を持っている。
大学に2つ通っているのだ。
一つ目はさる地方国立の工学部系。
一年で辞めて同じく地方国立の教育学部に入り直している。
この辺の話は、飲み会ネタなので、お酒を飲んだ時にでも聞いていただければと。

2つ目の大学を選んだ理由の一つとして数学の教員免許というのがあった。
もともと友人に教えるのは嫌いではなかったため、あったらいいなというのが理由。
ただ、進学の主目的は別にあったので、あくまでサブという位置付け。
もともと金八先生が好きだったので、まあ選択肢の一つとして取っておくのもいいか、くらいな軽いノリだった。
当時の教員免許状には期限がなかったため、こういう思考になったのかもしれない。

大学に入ってからもそんな緩やかな動機のまま時間が過ぎていった。
転機は大学4年生になってから。
夏前に教育実習へ行こうことになる。
これが大変おもしろかった。
母校実習として高校に4週間帰ったのだが、とても楽しい。
同級生が附属校実習でヒーヒー言っている中、かなり自由に伸び伸びとやらせてもらった。
だいたい何をやっても素晴らしいとしか言われないし、新任教員の要領で授業を任せてくれるし、放課後は部活動三昧。
実習の課題が休日にはみ出ることは一切なく、都内に遊びに行ったり部活に出たりとやりたい放題。
研究授業もかなり攻めた内容をやらせてもらい、賛否両論だったものの、本当に楽しかった。
そんなわけで、学部4年生というギリギリの段階で高校教員が将来の進路候補として踊りでることに。

ただ。
大学院には行きたかった。
もともと、高校生の頃から大学院には行く予定で、学部で教養を院で専門をというコンセプトで学部時代を過ごしてきた。
大学院に行くお金もバイトでコツコツ貯めていたので、大学院に行かないという選択肢はなかった。
そこで、少しペンディング
院に進んでから考えようということになる。

その後。
いろいろあって他にやりたいことが出てきた。
でも高校教員も捨てがたい。
そこで、さらにペンディングすることに。
ストレートの高校教員なんてたくさんいる。
社会人経験のある高校教員になろう。
そういう教員だって必要だ。
本気でやりたいことをやって、30歳の時にもう一度考えよう。
その時やっている仕事と高校教員を比べて、高校教員がよければ転身すればいい。
そう考えたわけ。

そんなわけで20代は頭の片隅に高校教員になりたい、というのがくすぶり続けていた。
そして30歳。
僕は大学で教員をしていた。
これがわりと楽しかったので、そのまま現在に至っている。

ただ、大学の教員と、高校の教員はやはり仕事の性質がちょっと違う。
時々、高校の先生になりたいなぁ、と思うことがないわけではない。





f:id:htyanaka:20201103180408j:plain 横浜、かなぁ。

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2020/11/02 16:21
今日は休暇なのだ。
鳥駅スタバにて。


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Update 2020/11/02
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