週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

映像制作の人(僕のなりたかったもの4)

高校生くらいの頃はよくテレビを見た。
特によく見たのがドラマ。
当時は北川悦吏子野島伸司といった気鋭の脚本家が全盛。
夢中になって見たドラマがたくさん放送されていた。
北川さんは「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」を描いた人で、野島さんは「高校教師」「聖者の行進」等の社会的な作品が得意。
純愛ラブストーリーから社会の際どいところを攻める作品まで、まあたくさんあった。
この記事を書くにあたり調べたところ、この時期彼らは30代前半だったんだね。
改めてすごいと思った。
僕は今、こういう仕事できているだろうか、と思ったり思わなかったり。

閑話休題
そんなドラマの話。
高校生なんて単純なもので、簡単に感動する。
で、思ったのが、こういうドラマを作る人になりたいなぁ、というもの。
脚本家になりたくなったわけではない。
当時の僕がドラマのどこに魅せられたかというと、ストーリもさることながら、映像と音楽の掛け合わせに大いに魅せられた。
ストーリーに合わせて効果的に入っている映像のカット。
いいところでフェードインしてくる音楽。
これらがたまらない。
ストーリが音楽と映像で増幅されて心を揺さぶりにくる。
そんな感覚かな。
うまくは言葉にできない。

これは多感な高校生の心を掴むには十分だった。
将来はテレビ局に入ってこういう作品作りに携わってみたいなぁ、と思ったわけ。
カメラでも音楽を混ぜる人でもいい。
漠然とそういう仕事につくぞ、と思っていた。
当時はCMにもいいなと思うものが多かったのでその影響もあるか。
果たして、当時の作品がよかったのか、高校生という時期特異性のせいだったのかは、よくわからない。
ただ、結構本気で、そんな将来を考えていたと思う。

こいつは高校生で終わることはなく、大学生の中盤くらいまで生き残ることになる。
その後は、ちょっと形を変えて、別のなりたいものになるのだが、その話はまたいつか。

今でも、映像・音響ミキサーとか見るとワクワクするのは、この辺りの過去が大いに関係していると思っている。
ドラマ・映画に加えて、PVやCMなど、映像×音楽にやられる単純さはあの頃と大して変わっていない。




f:id:htyanaka:20200713005748j:plain 高松港かな。

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2020/07/12 19:44
休暇中。
鳥駅スタバにて。


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Update 2020/07/12
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