雑記帳(ブログ)

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コロナ対応授業の表と裏 No.1 学生の不満編その1

コロナで大学の授業が変則的になっている。
双方向やりとり可能なオンライン型、動画を見るオンデマンド型、従来通りの対面型。
コロナが少し落ち着いてきたことから、本務校も含めて対応に変化が出てきた。
今回はそんなコロナ対応授業について、学生さんの不満と疑問を拾って言い訳をするという記事。
学生さんの不満は教員側で気づいているものもある。
が、それでもどうしようもないもの、意図があってわざとやっているものなどもある。
もちろん、僕の完全な私見ということも考慮して読んでいただければ、幸い。
なお、このブログは大学教員も読者としていくらかいるようなので、コメント欄に自分の意見・不満等を書いていただければ、緩やかに教員に伝わるかもしれない。
僕がいちいち返信することはないけど、そういう使い方は歓迎。

さて。
QA方式で行こう。

なぜコロナが落ち着いたのに対面授業に戻らないのか

コロナが完全に落ち着いて、今後もう流行らない、ということであれば即座に対面に戻ると思う。
問題は、いつまた流行るかが全く読めないところ。
この場合、学期の途中からオンラインに戻すというのが難しい。
学生さんは簡単なように考えるかもしれないが、オンラインと対面では準備や授業の構成が異なるため、来週からオンラインという対応がかなり厳しい。
対面用の授業計画で始めた場合、オンラインに切り替えるには計画の変更や授業マテリアルの大幅な修正がいる。
すでにオンラインを経験済みの教員の場合はまだいい。
新学期から初めて授業を担当するといった教員もいる。
この場合、技術的に未熟だろうし、オンライン用の機材すら持っていない場合がある。
前もって用意しておけよ、という声も聞こえそうだが、通常時でさえ時間に追われて過労気味の教員にとって、それはちょっと酷。
オンラインの仕事が増えたせいで、機材需要が高騰し、価格は上がり納期が長くなっている。
なかなか、即座に切り替えというのは難しい。

対面とオンラインの混在は困る

これはその通りだと思う。
オンラインは自宅で受けるのが基本。
では対面で受けるには移動時間が必要。
そう考えると、オンラインから自宅への移動時間が休み時間では足りない。
特に大学周りに住んでいない実家住まいの学生さんがきつい。

これについて現状では、大学は一応オンラインを受けるために教室の一部を開放している。
今のところオンラインも含めて全ての授業を大学で受けることで解消することができる。
他にできることがあるとすれば、休み時間を15分から移動に耐えうる時間に増やしてもらって、その時間に課題等を設定しないようにしてもらうことくらいか。
そういう対応になっておらず、それを望む場合は大学に要望としてあげてみるといい。
大学という組織は、学生さんの声をわりとよく聴こうとするところなので、どこかで検討してくれるかもしれない。

ところで。
なぜ、対面授業を一部入れるのか。
一つ目は、そうでないと成り立たないタイプの授業があること。
実習や実験、ゼミ系の授業等、授業の目標の達成がオンラインでは不可能な場合がある。
こういう授業の場合、対面でやらざるを得ない。
オンラインしかできない場合、その学期では休講にして、できるようになってからやるという対応をとることになる。
今後どうなるかわからないので、できるうちにやっておきたいと考えるのは合理的。

もう一つの理由が、学生さんを心配して、というもの。
特に1年生を心配する声が教員側にある。
対面授業というのは、直に学生同士が顔を合わせるので、人間関係を作るのに有効。
大学の授業をこなす(受けるだけでなく、課題やったり試験受けたり)時に、同級生同士で意見交換をするというのはよくやる。
この機会が新入生にないことが、大学という環境への不適応につながるということは考えうる。
教員との距離も遠くなりがち。
近ければ気軽に相談できるものを、そうでないことで相談できない。
そういう状態をなるべく早く解消したい、というのは大学側が一部でも対面授業をやりたがる理由。

ただ、オンラインと対面の混在は色々と問題を含むのも事実。
まあこんなご時世で、トライアル&エラーで進めざるを得ないので、困っていることがあったら大学側に伝えてその都度対応してもらうのがいいと思う。
教務係、学生係、授業担当教員、担任・チューター教員、ゼミ教員、仲いい教員等、いろいろなチャンネルで困り感を伝えてほしい。

オンライン授業の課題が多すぎる

これはオンライン授業を進めていく中で出てきた問題点。
多くの教員がこの問題を予想していなかった。
最近はちょっとずつ認識されるようにはなってきているが、それでも不十分かもしれない。
あきらかに課題が多すぎで、徹夜が常態化するような状態になっている場合は一度大学に相談してみるといいと思う。
教員側が気づいていないだけな場合もあるので、教員組織で問題が共有されれば少しは課題量がコントロールされることと思う。
ちなみに、大学の授業は授業時間1回(90分)に対して自習の時間を4時間を基礎としているので、その範囲を超えていなければ課題が多すぎとは言えない。
ただ、それでも総合的に困っているのであれば相談はしてみたらいいと思う。
心身の健康を壊すのは違う。

他にも学費のこととか、色々書こうと思ったけど、長くなりすぎた。
続きはまたそのうち。




f:id:htyanaka:20200622000329j:plain 始まりましたな。
神宮かな。

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2020/06/21 13:09
出かけた。
姫路スタバにて。


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Update 2020/06/21
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