週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

大学教員・研究者という生き物 No.1 はじめに

この仕事をやっていると、 普段なにをやっているのか、と尋ねられることがある。
授業と研究というのはなんとなくわかるのだけれども、
授業やっているとき以外の姿がどうも見えないらしい。
研究室にはいつ行ってもいないが、
そのわりに担当授業は高校までの先生とくらべて多いように見えない。
すごく暇そうにも見えるし、すごく忙しそうにも見える、らしい。
そういえば自分が大学生の時を考えてみてもそうだった。

そこで。
大学教員の生態、みたいなものを書いて見たらおもしろいのじゃあないかと思った。
外から見てると分からないこと、こんなことに困っていて、こんなことを楽しんでいる。
えー、そんな仕組みあるの?
そんな環境で生きてるのか。
そんなあたりを大学教員や研究者以外の人におもしろく読んでいただければ、と思っている。

さて。
実は前々からこのシリーズを書こうと思っていたのだが、特に最近書かなくちゃなぁと思うことが増えてきた。
なぜかといえば、思っている以上に業界外の人にこの業界のことが伝わっていない。
業界の人が発信している情報は、業界内とごく一部の知っている人としか共有できていない。
下手すりゃ、近くにいる学生さんや大学の事務系職員さんでさえ、我々が思っている以上に我々のことがわかっていないんじゃないか、と思うようになった。
確かに、大学教員・研究者でそういう発信をやっている人ってあまり見ない。

まあ、そんなわけで、のんびり我々の生態や問題意識なんかを書いていこうと思っている。
ただ、あくまで僕が見知っている範囲のことで書くので、そうでない場合もあることは頭の片隅に入れて読んでほしい。
現在、地方国立大の文系か理系かわからない学問領域で、日々教育と雑用と研究に生きる末端若手。
このスペックに偏ってしまう可能性があることをあらかじめご容赦いただきたく。

さて。
何を書こうかとこのシリーズの構想を考えながら、改めて我々の仕事、世間から見ると変わっているよなぁ、と思った次第。
まあのんびりゆきます。




羽田空港にて。


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2018/10/07 13:32
のんびりしている場合じゃないのだが、のんびりモード。
駅のドトールにて。


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Update 2018/10/07
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