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それって大学生じゃないとできないこと?【番外編】(なぜ学ぶのか、何を学ぶのか 7 )

今回は肩の力を抜いて、番外編。
高校生やら学生さんに、大学でどんなことするの? と質問することがある。
返ってくる答えは実に色々なものがある。
サークルがんばる。
友人関係を充実させる。
専門的知識をつける。
バイトがメイン。
遊ぶんだー!
本を、たくさん読む!
のんびりすごす。

さて。
ここで問題になるのが、時間は有限であること。
どれもこれもはできない。
当然どれを優先するか自分で決めることになるのだが、このときの判断に使ってほしいのがこいつ。
それって大学生じゃないとできないこと?

例えばバイトに命をかけててそれ以外は疎かな場合がある。
例えば先生になりたくて塾講師をがんばるとか、将来に結びついている場合もよくある。
でも、立ち止まって考えてみたい。
それって大学生じゃなくてもできることじゃないだろうか。
例えば、就職して塾講師や学校の先生になってから経験することと何が違うのだろうか。

ある人は友人関係と遊びを優先させたいという。
確かに人生の中において、これを充実させることは大事だと思う。
でもね、それって大学生じゃなきゃできないことだろうか。
同年代ですでに働いている人でも友人関係の充実や遊びは可能。
大学生のそれと社会人のそれは何が違うんだろうか。

本を読む、専門的知識をつける、サークル・部活動をがんばる、恋人がメイン、のんびりすごす。
どれをとってみても、そう。
それって大学生じゃないとできないことだろうか。
自問してみると、大学生じゃなくてもできること、大学生じゃなくてもできそうでできないもの、大学生じゃなきゃできないものがあることに気づく。
そして、それらはそれぞれの持つ将来像や生き方なんかで一人一人かなり違う。

ここで勘違いしてほしくないのが、大学生じゃなくてもできることが大事ではない、ということではない。
サークル活動を通じて一生付き合える趣味を見つけることは大事だし、この時期に出会った友人は一生モノになる。
この時期の楽しい思い出もまた、人生のいろいろな局面で糧になる。
大学生じゃないとできないことを優先しすぎるあまりここを犠牲にしてしまうと取り返しのつかないことになる。

機会費用という言葉がある。
経済学で出てくる言葉。
何かをやることによってできなかったことがあるとする。
そのできなかったことをやっておけばもっと得られるものがあった。
この時に、得られなかった利益を損失と捉え、機会費用と呼ぶらしい。

学生さんと接していると、時々、ああもったいないなぁ、と思うことがある。
今はそれより大事なことあるでしょ。
本当にそれだけでいいの?これもやってみたらいいのに。
こんな選択肢だってあるんだぜ。
少しだけ長く生きているせいか、当事者ではないせいか、それって機会費用払ってんじゃないの?と思うことがあるのさ。
特に忙しく一生懸命なタイプに多い。

さて。
何が言いたいのかといえば、たまには立ち止まって考えてみてもいいんじゃない、ということ。
これって大学生じゃないとできないことだろうか。
これって機会費用を生んでははいないだろうか。
時間は有限だからね。




高松の港付近にて。


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2018/09/23 22:17
夜のお散歩が終わって。
大阪にて。


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Update 2018/09/23
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