週刊雑記帳(ブログ)

担当授業や研究についての情報をメインに記事を書いていきます。月曜日定期更新(臨時休刊もあります)。

僕の遠隔授業の進め方について

コロナの影響により当面の間、私の授業はオンラインという形をとります。
進め方を書いておきますので、受講者は確認をしておいてください。
同業者の方は参考にしていただければと思います。

使用ツール

会議ツール:Zoom
相互やり取り:Zoom Chat欄
ファイルやり取り:Manaba
その他ツール:Google Form

授業の進め方

Zoomを使って、スライドその他映像をライブ配信します。
受講者はPCを用意して、Zoomで授業へアクセスしてください。
私の顔はあまり登場せず、画面はスライドや教材、たまにホワイトボードを交えた解説を入れます。
Zoomを使った相互やり取りも可能ですが、それ以外の方法での相互やり取りを考えています。
ビデオカメラは指示のあったときにオンにしてもらえれば、通常はオフにしてもらっていてもいいです。

Zoom Chat欄は主に相互やり取り、リアクション、質問等のために使用します。
ここでは原則敬語を使わず、つぶやくようにリアクションをしてもらいます。
わからなかったら、「わからんー」「???」のように書いてください。
絵文字も使えるので、同意できるコメントにリアクションしてくれてもいいです。
動画配信サイトのコメントのようなイメージです。
対面授業では表情を見たり、質問を投げかけたりしながら、授業の進め方を変えています。
疑問点や質問もつぶやくようにどんどん書き込んでくれていいです。
みんなに見られれ他くない場合は,プライベート通信で僕にだけ投げていただいても結構です。

ファイルのやり取りは、公式のmanabaを使います。
このツールを使い、授業資料を事前に配布します。
基本はPDFで配る予定です。
これらのうち、印刷指示のあるものはあらかじめ印刷をしておいてください。
書き込みが必要です。
iPad等のタブレットを持っている人は、印刷せずにそちらに電子的に書き込みをしてもらってもかまいません。

私の授業では授業最後に課題を行います。
これはGoogle Formで行う予定です。

また、現状では少数人数の対面授業はまだ許されているため、毎回研究室に1名学生さんをお招きし、やり取りをしながらの授業展開も考えています。
教育テレビのようなイメージで、学生目線でいろいろコメントしてもらいます。
参加したい、協力したいという学生さんを募りますので、助けると思ってぜひ協力してください。

と、まあ、こんな感じで進めていきます。
かなり手探りですが、対面ではできないような新しい授業の形を作っていこうと思っています。
よろしくお願いします。




羽田空港にて。


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2020/09/30 19:11
授業準備に追われている。
職場にて。


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Update 2020/09/30
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障害児等病理学特論2020(鳥取大学・院)

授業内容


第1回 オリエンテーション(10/2)
第2回 神経系の基礎(1)(10/9)
     ~大脳の構造:脳の大まかな区分
第3回 神経系の基礎(2)(10/16)
     大脳の構造:大脳の構造~
第4回 発達障害の基礎(1)(10/23)
     最初~発達障害の原因:DNAの塩基配列
第5回 発達障害の基礎(2)(10/30)
     発達障害の原因:DNA~早産・水頭症
第6回 発達障害の基礎(3)(11/6)
     発達障害の原因:新生児脳症~代表的な発達障害ADHD
第7回 発達障害の基礎(4)(11/13)
     代表的な発達障害ASD~ラスト
    自閉症の基礎(1)
     最初~前操作期と表象
第8回 自閉症の基礎(2)(11/27)
     ことばと表象~自閉症の病因
第9回 自閉症の基礎(3)(12/4)
     自閉症の診断と評価
第10回 自閉症の基礎(4)(12/11)
     自閉症の療育・教育・指導
    LDの基礎(1)
     LDとは:最初~DSM-5の位置づけ
第11回 LDの基礎(1)(12/18)
     LDとは:DSM-5の診断基準~LDと他の障害
第12回 LDの基礎(2)(12/25)
     LDの歴史:最初~
第13回 テーマ発表(1/22,予定)




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Update 2021/01/13
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病弱児等の教育課程と指導法2020(鳥取大学)

授業内容


第1回 オリエンテーション(10/7)
    病弱の概要(1)
     最初~病弱とは
第2回 病弱の概要(2)(10/14)
     病弱に関連した解剖と生理~病弱と疾患
第3回 病弱の概要(3)(10/21)
     病弱と教育
    病弱教育の歴史と現状(1)
     最初~黎明期
第4回 病弱教育の歴史と現状(2)(10/28)
     黎明期~戦中
第5回 病弱教育の歴史と現状(3)(11/4)
     戦後~重度・重複障害児
第6回 病弱教育の歴史と現状(4)(11/11)
     学習指導要領の制定~歴史全部
第7回 病弱教育の歴史と現状(5)(11/18)
     現状:病弱教育の場と統計
第8回 病弱教育の歴史と現状(6)(11/25)
     現状:児童生徒の多面的な理解~ラスト
第9回 病弱教育の実際(12/2)
     訪問教育としての特別支援学級
第10回 代表的な疾患と指導上の注意(1)(12/9)
      糖尿病:はじめ~腎臓での糖再吸収
第11回 代表的な疾患と指導上の注意(2)(12/16)
      糖尿病:インスリン~糖尿病残り
第12回 代表的な疾患と指導上の注意(2)(12/23)
      腎臓病:最初~腎臓病の症状
第13回 代表的な疾患と指導上の注意(3)(1/20)
      腎臓病:主な腎臓疾患~
第14回 代表的な疾患と指導上の注意(4)(1/27)
      ぜんそく
第15回 代表的な疾患と指導上の注意(QA)(オンデマンド)




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Update 2021/01/27
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病弱児等の生理・病理・心理2020(鳥取大学)

授業内容


第1回 オリエンテーション
    病弱の概要(1)(10/7)
     最初~病弱とは:病弱教育の意義
第2回 病弱の概要(2)(10/14)
     病弱とは:合理的配慮~病弱に関連した解剖と生理
第3回 病弱の概要(3)(10/21)
     病弱と疾患~自立活動
第4回 病弱の概要(4)(10/28)
     教育課程~のこり
    身体の構造と機能(1)
     最初~骨の役割
第5回 身体の構造と機能(2)(11/4)
     脊椎の構造~グリア細胞
第6回 身体の構造と機能(3)(11/11)
     ニューロンの特性~発生
第7回 身体の構造と機能(4)(11/18)
     遺伝とDNA,遺伝子
第8回 循環器系の生理と病理(1)(11/25)
     循環器系とは~血液:赤血球
第9回 循環器系の生理と病理(2)(12/2)
     血液:白血球~心臓・血管:心臓の構造
第10回 循環器系の生理と病理(3)(12/9)
     心臓・血管:拍動の仕組み~動脈
第11回 循環器系の生理と病理(4)(12/16)
     心臓・血管:静脈~血圧コントロール
第12回 循環器系の生理と病理(5)(12/23)
     血液循環:最初~代表的な疾患:急性白血病の症状
第13回 循環器系の生理と病理(6)(1/20)
     代表的な疾患:急性リンパ性白血病の治癒経過~
第14ー15回 呼吸器系の生理と病理(オンデマンド)



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Update 2021/01/27
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GLAYと高校時代

ふいにWALKMANからGLAYが流れてきた。
オレが高校生だったとき全盛だったバンド。
グロリアス、口唇、However。
熱狂的なファンというわけではなかったが、当時常に近くにいた。
カラオケで誰かが歌っていたし、バンドでも何曲かコピーしたりもした。

音楽とは不思議なもので、時々自分を当時に連れて行ってくれる。
ふわっと、突然に。

おぼろげな高校時代の景色。
勉強の記憶は一切ない。
放課後になると友人たちと作った草野球チームで遊んだ。
強豪の野球部には入る気になれず、のんびり取り組める軟式チームを作った。
同じようなことを考える同級生や他校生を誘って楽しくボールを追った。
社会人野球のトーナメントにも参加して楽しんだ。
弱かったけど。
GLAYはその帰り際にWALKMANでよく聴いた。
グロリアスを聞くと夕暮れと自転車の曖昧なイメージが浮かぶ。

土曜日半ドンの放課後はカラオケざんまい。
当時カラオケ全盛で、ゲーセン派とカラオケ派にわかれていた。
オレは断然カラオケ派。
土曜に昼飯を食べると、仲間と地元の暗い半地下の悪そうなカラオケ屋にたむろ。
ナンパなゲーセン派がベルで連絡を入れてきて、途中合流。
Howeverを歌えるとモテるという噂からこれを熱唱する奴らがいた。
今ならわかる。
うまくHoweverが歌えるやつがモテるのではなく、モテるやつが歌ううまいHoweverがいいのだ。
オレは何歌ってたかな。
GLAYではなかったと思う。
だからよく覚えているんだ。

高1の途中からは楽器を始める。
GLAYの曲のいくつは練習曲であり、コピー曲。
狭いドラム室にこもってひたすら叩いていた。
まだまだひよっこだったドラム叩き。
激しくドラム叩きたいお年頃だった。
口唇や誘惑なんかをWALKMANに仕込んで、ハードに練習した。
元々楽器庫として設計されていたと思われる練習室は蒸してね。
汗と熱と心地よさが蘇る。
彼女の“Modern・・・”のみバンドで演奏した。
バンド引退時の学祭。
終わってほしくなかった。

GLAYとともに浮かんできた高校時代。
当時は将来のことなんかわりとどうでもよかったのを思い出した。
今を楽しく、がモットーだったのだね。
これは今も正しい考え方だと思っている。
シンプルで実によい。

さあ、それから20年以上が経ち。
当時のことを思い出しつつ、いろいろあった30代を振り返りながら、おそらく30代最後の記事になるであろうこれを書いている。
40代は原点に立ち返って、もう少しシンプルに楽しさを追求して生きてみてもいいのかもしれないなー、などと考えたりした。




f:id:htyanaka:20200830230650j:plain 高松港かな。

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2020/08/30 17:05
残暑残暑残暑。
鳥駅ドトールにて。


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Update 2020/08/30
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困ったら相談してみよう(大学生のための学び方入門10)

今回はちょっと毛色を変えたトピック。
純粋な学び方からは少し離れたお話。

大学生活を送っていると困ることがある。
勉強がわからない。
単位が取れない。
将来が不安。
学費が払えない。
大学を辞めたい。
卒論がうまくいかない。
指導教員との相性に悩んでいる。
家族のこと。
人間関係で参っている。
バイト辞められない。

まあ人間生きていると悩みは尽きないもの。
こういう時は思い切って人に相談してみよう。
特に大学の場合、教員をうまく利用したい。
こんなこと相談してもしょうがない、と思うようなことでも相談してみたらいいと思う。
数多くの大学生を相手にしているので、たいがいの相談はすでに受けている。
社会経験も長いので、わりと解決策を提示できることが多い。
話すだけで頭がスッキリすることもある。
大学という組織は高校までと違って大人を相手にしているので、相談されないと動けない、というところがある。
ぜひ、相談してほしい。
最近の大学は学生のケアに力を入れているので悪いようにはならないと思う。
教員の手に余れば、専門的な相談窓口を紹介してくれる。

では、誰に相談するのか。
担任やチューター、指導教員といい関係が保てているのであれば、まずはこの辺りに相談してみるのがよい。
学生の相談にのる大学の窓口もあるので、そちらを利用するのも悪くない。
相談窓口の場合、対応するのはプロになるのでそれなりの専門性も期待できる。
もし、相談しづらければ、それ以外の仲いい教員でもいい。
授業を受けていてよさげだと思う教員をターゲットにしてもいい。
いきなり相談に乗ってくれと言いにくければ、授業の質問や本の紹介等を口実にアポを取り、ついでを装って話を聞いてもらうのもあり。
こういう相談テクは社会人になっても役に立つので、身につけておいても損はない。
相談に乗ってもらってコレジャナイと感じたら、別の教員にも相談をしてみるといい。
こういうのは相性があるので、ハズレもあればあたりもある。
もちろん、友人や身近な大人でもいいと思う。

なんでこんなことを書くのかと言えば、時々、相談してくれればなぁ、と思う学生さんに出会うことがあるから。
それ、相談してくれれば悪いようにならなかったのになぁ、という事例、やはりあるんだ。
しかし、相談してくれないと、どうにも動きようがない。
これは、大学以上の社会一般に共通しているところでもある。

と、いうわけで、大学生活でどうにも困ったら相談してみよう。
特に、重大な決断を下す前に経験豊富な先輩の意見を聞くのは有益だと思うよ。

ではでは。
また。




f:id:htyanaka:20200824060049j:plain 門司港駅かな。

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2020/08/23 16:50
夏が終わりますな。
鳥駅スタバにて。


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Update 2020/08/23
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長期休暇のぼくら(大学教員・研究者という生き物8)

大学の授業期間は1セメスターあたり4ヶ月程度。
うちの場合、4−7月と10−1月に授業をやって、その直後に試験をやるというスケジュール。
まあ、大方の大学がこんなスケジュールで動いていることと思う。
大学生はそれ以外の期間は長期休みに入り、比較的自由にいろいろなことができる。
そのせいか、世間様や学生さんからは大学教員というお仕事は長期休暇があってうらやましい、と言われることがある。
でもね、そうは問屋が卸さないよ、というのが今回のお話。

まず試験期間直後。
大学生の場合、試験やレポートが終わったら開放感がやってくる。
が、しかし。
教員はそこからが本番。
これらの採点がある。
これが想像しているよりもはるかに大変。
1人に5分かけて丸付けしてたとしても、1時間で10人強。
60人の受講生がいればそれだけで一日仕事。
たいがいは集中力がそんなにもたないので、これよりも時間はかかる。
1人あたりの採点時間はもっと時間がかかることもある。
特にレポート課題でしっかり採点をするとなるとそれなりの時間がかかる。
そして、これが科目数分。
これで1-2週間はつぶれる。

採点後はシステムに成績を入力する。
その後、必要に応じてテスト結果のフィードバック(テスト結果の分析と講評の作成、追加課題の作成、答案の返却等)を行う。
これも結構時間がかかるもので、1週間くらいはバタバタしている。

それ以外にもいろいろある。
卒論や修論等の研究活動は長期休暇中も止まらない。
よって、これらの相談は常にあることになる。
夏はまだよいが、冬は卒論生・修論生が切羽詰まっているので、研究指導業務は激増する。
年始年末休みは紅白を見ながら卒論に赤を入れていく、というのが割とよく聞かれる話。
それが2月あたりに食い込んでくる。
卒論・修論は試験論文であるので、これの審査も行う。
これはうちだと2月のメイン業務。
真面目にやると結構大変。

まだまだ。
入試関係業務も入り込んでくる。
オープンキャンパスやらAOの試験問題作成やらが夏の長期休暇に、通常の入試業務が春の長期休暇にそれぞれ入り込む。
入試業務は入試情報の検討・公開から、問題作成、採点業務、合格者の選定等々結構大変。
当たり前なんだけど、これ、通常業務に加えて教員の誰かがやらなければならない仕事。
ミスが許されないのでかなり気を使い、時間が取られる業務でもある。
結果、8月と2月はこれらに追われて下手すりゃ授業月よりバタバタして終わる。

じゃあ、9月と3月は?というと。
まだ少し時間に余裕があるものの、お休みかと言われればそうはならない。
まず、次の学期の授業の準備と前述の入試関連業務、研究指導なんかが入り込んでくる。
これらに加えて、研究業務を行わなければならない。
我々大学教員は、業務の半分以上は研究ということになっている。
通常月に研究があまりできない場合、ここで激しく研究活動に打ち込むことになる。
休んでいる場合ではない。

9月はこれに加え、研究費(科研費)の申請書を作るなんていう作業も入り込んでくる。
これは研究費の申請書作りは業界外の人にはなかなか大変さがわかってもらえないが、例えると、社運をかけた大型プロジェクトの企画書作成主担当になったと思っていただければ大きくは外れないと思う。
相当な時間を費やして書く。
それこそ人によっては1ヶ月ほど申請書とにらめっこなんていうこともある。
なんでそんな力を入れるのかといえば、研究費が取れないと研究がストップするから。
今地方国立を中心に大学から支給される研究費が激減されており、研究費が取れないと研究者生命に関わる、と考えている人も多いと思う。
僕なんかはのんびりのほほんとしているが、こっちの方がレアケース。

と、まあ、そんなわけで。
長期休暇中、我々、わりと忙しいのだよ、というお話でした。
別に仕事なので大した不満はないが、長期休暇遊べていいなぁ的なコメントをもらうと、それは違うぞ、と思うのでした。
ではでは、また。




f:id:htyanaka:20200817124959j:plain ああ、横浜帰りたい。

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2020/08/17 12:48
今日は休暇。
鳥駅スタバにて。


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Update 2020/08/17
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