週刊雑記帳(ブログ)

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運転士さん・車掌さん(僕のなりたかったもの1)

ある日、小さい時の僕から手紙が届いた。
卒業間際の大学生の時だったと思う。
手紙にはこう書いてあった。

ぼくは、でんしゃのうんてんしゅになりたいけど、おとなのぼくはなにになっているのかな
たのしみだよ!

これは、小学生だった頃、教育委員会のイベントで書いたもの。
20歳の成人式で配られたらしいのだが、僕は引っ越していたので、後から遅れて届いたということだった。

小さい時から電車好きだった僕は、当時、電車の運転士になりたかった。
幼稚園生のころは、電車になりたかったようで、なぜ大きくなったら電車になれないのか、真剣に泣いて訴えたことがあった。
その後、成長して、電車になれないことがわかると、運転士になることを決意する。
ところが、運転士さんはしゃべらない。
当時おしゃべりマンの目立ちたがりだった僕は進路転向を決意。
好きな電車に乗れて、しゃべれて目立てる、車掌さんになることにした。
小学校低学年くらいの話。

その後、電車好きは旅行好きくらいに落ち着き、しゃべるのも目立つのも好きではなくなった。
そして、紆余曲折を経て大学で教える人になった。
色々あるが、それなりに楽しい日々を送っている。

あの時の僕は、「でんしゃのうんてんしゅ」にならなかった今の僕を見て、喜んでくれるだろうか。
時々、子どもの時の僕からの手紙を引っ張り出して読み返しては、そんなことを思う。




高松かな。


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2019/06/09 16:03
のんびりモードよ。
ドトール鳥取駅前にて。


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Update 2019/06/09
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