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いい授業ってなんだろうか?

いい授業ってなんだろうか。
僕が大昔、教育実習先の先生に言われた言葉である。
僕はその当時、地方国立大の教育学部にいて、数学の教員免許を取ろうとしていた。
母校の高校がとても好きだったので、中学校に行くのが多数派の中無理を言って高校にて4週間の教育実習に行った。
大学附属校での実習組がとても大変な実習を行っていた中、母校実習はとても楽しく、毎日部活動指導に出て、指導案で泣かされることもなく、本当に自由にのびのびとやりたいようにやらせてもらった。
この実習では本当にいろいろなことを学んだ。

閑話休題
で、冒頭の言葉。
僕の研究授業が終わった後に、とある先生からそう問いかけられた。
僕は、やはりわかりやすい授業でしょうか、と答えた。
今思えば、まあ大学生らしい、浅い答え。
ところが、その先生はそうではないという。
わかりやすい授業、は最善とは言えない、と。
彼によると、わかりやすい授業はいい授業とは言えない場合すらある。
これは当時の僕にとってはかなり意外だった。

不服そうな僕に、彼はこう言った。
いい授業とは、後に残る授業だよ。
何年後、何十年後に記憶に残る授業じゃないかな。
わかりやすい授業はその時はいいかもしれないが、その後さっぱり記憶に残らないかもしれない。
そうならないために、わざと授業をわかりにくくする、というテクニックもあるんだ。
まあ、そんな内容だった。
これはね、なんというか、すごく衝撃だった。
そして、大学を卒業してその意味を実感する。
高校、大学の時の授業で、わかりやすかった授業が必ずしも記憶に残っているわけではなく、わかりにくい授業がふと思い出されることがあるのだ。
わかりやすい授業、本当にわかっていたのではなく、わかった気になっていたのかもしれない。

あれからかなりの時間がたって、なんの因果か授業をやる人なった。
時々この言葉を思い出しながら、自分はまだまだだなぁと反省する。
僕にとっては、わかりやすい授業、すら難しい。
まあ、ボチボチやろうと思っている。




どっかのネコカフェにて。


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2018/10/27 12:17
今日は研究している。
大学にて。


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Update 2018/10/27
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